ブイキューブは5月24日、コロナ禍で急拡大したオンラインでのビジネス系イベントに関する調査結果を発表した。
新型コロナウイルスの流行に伴って各種ビジネスイベントの開催方法はオンラインへの移行が急速に進んだが、多くの企業にとって本格的なオンライン開催は初めての試みとなっていたケースも多く、イベントDX事業を展開しオンライン開催を多数サポートしている同社では、イベントのオンライン化に関する「現状と展望、課題感を明らかにする必要がある」と考えて調査を行なったという。
調査はインターネット調査で、全国の会社員または経営者(2020年以降に一定以上の頻度で顧客向けセミナー、展示会、採用面接、社内研修、勉強会などのビジネスイベントを運営・参加した504名)。
コロナ禍によるやむを得ない普及ながら、ビジネス系オンラインイベントへの参加頻度が増えた人は8割以上と、参加者は増加。参加者にとっては移動時間や交通費削減、遠方のイベントや好きな時間に参加できるといった利点が、運営者からは運営コストや手間の削減、遠方からの参加者を見込めるといった利点も挙げている。
コロナ禍が収束した後もオンライン開催の継続を望む声が8割以上と多く、オンラインでのビジネスイベントは今後も定着しそうだ。ただし、飽きない仕掛けづくり、イベントへの没入感、参加者間の交流など、双方向性の高いコミュニケーションの実現が挙げられており、運営者・参加者にとっても価値の高いイベントになるようなソリューションや製品開発が求められるという。