Project Whiteは4月9日、第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載したNVIDIA Quadroモデルの最新モデルを発売した。
最新の第11世代インテルCoreプロセッサー(Rocket Lake-S)を搭載。新たに「Cypress Cove」アーキテクチャーを採用し、PCI Express 4.0に対応する。またAI処理をより効率よく行なう命令セット「インテル ディープラーニング・ブースト(VNNI)テクノロジー」もサポートする。
プロフェッショナル向けグラフィックス「NVIDIA Quadroシリーズ」を標準搭載。ハイエンド3DCGデザイン、建築及び部品製造などのCAD分野、デジタルコンテンツクリエイションなどの用途に適したスペックを備える。
また受注生産方式(BTO)により、標準搭載のエントリーモデルQuadro P620からハイエンドモデルのQuadro RTX 8000(ミニタワーモデルはQuadro RTX 5000)までカスタマイズでの選択が可能。
フラットな外観のオリジナルタワーケースを採用(ミニタワーモデルを除く)。上部天板にスリットが追加され、240mm水冷クーラーにも対応し、安定した動作のための高冷却設計が向上した。冷却ファンは前面に1つ背面に1つ、それぞれ140mm静音ファンを標準搭載し、前面に1つ上部に2つファンを追加することができ、ケース全体で最大5ヵ所にファンを設置できる高排熱設計を採用した。
また作業中に間違えて手が触れることでシャットダウンしてしまうような誤動作を防ぐスライド電源スイッチや、およそ447mmと短めの奥行でありながら最長およそ350mmのビデオカードが入る広々とした内部構造など、従来モデル同様デザイン面だけでなく実用性や拡張性も重視している。
OSにはWindows 10 Pro(64ビット)を標準搭載。BitLockerなどの暗号化やRemote Desktop・Windows Update for Businessに対応し、企業やハイエンドユーザーのほか、個人事業主の方やテレワーカーにもおすすめとしている。
標準構成価格は、ATXタワーケース採用のCore i9-11900Kモデル「QA9J-D211/ZT」が22万9800円、Core i7-11700モデルの「QA7J-C211/ZT」が18万9800円、Core i5-11400モデルの「QA5J-B211/T」が14万9800円。Core i5-11400採用の「QM5J-A211T」(ミニタワーモデル)が12万9800円。いずれもスペックはBTOによりカスタマイズ可能。