ファーウェイが2月5日に発売したスマートバンド「HUAWEI Band 4e(ファーウェイ・バンド・フォーイー)」は、価格が3278円と手頃であり、同梱のバックルを使って靴にも装着できるという点でも目を引く製品だ。本稿では、同機の概要と、初期設定、基本操作方法などについて紹介しよう。
HUAWEI Band 4eはAndroid 4.4以降、iOS 9.0以降に対応する。検証や手順説明では、iOS 14.4のiPhone 11 Proと、バージョン8.0.47.300~8.0.49.300の「Huawei Health」アプリを使用した。
腕とシューズで両方使えるスマートバンド
HUAWEI Band 4eの最大の特徴は、シューズに装着できるということだ。手首に巻くストラップのほかに、専用のバックルが同梱されており、本体を付け替えて使う。
ストラップを使って手首に装着している状態では、歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠などの情報を記録できる。心拍数を測定できないことを妥協できるならば、ライフログ用の端末として魅力的に感じられるだろう。
設定をカスタマイズすることで、スマートフォンのアプリの通知を手元で確認することも可能だ。ただし、アプリからの通知はアイコンで確認できるが、LINEのメッセージの内容などが読めるわけではない。また、電話の着信を手首で知ることができても、そのままHUAWEI Band 4eで通話できるわけではない。機能的には、価格相応のミニマムな仕様だと言える。
一方、同梱のバックルを使って、シューズにHUAWEI Band 4eを取り付けると、画面表示が「フットモード」へと切り替わり、ランニングの測定が可能になるのはユニークな部分だ。手首に装着するウェアラブルデバイスでは測定できない情報を記録できるのがメリットとなる。例えば、足が接地する際のクセなどをアプリ内で確認することができ、アドバイスも表示される。トレーナーをつけずに一人でランニングを行っている人にとっては、自分の走り方を客観的に分析できる点が重宝しそうだ。
HUAWEI Band 4eのバッテリー持続時間は、仕様の表記だと「通常使用で14日間」。実際に筆者が使ってみた感覚でも、1週間は余裕で電池が持ったので、バッテリー管理の容易さについては、魅力を感じる部分だろう。
ちなみに、ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2」シリーズと連携すれば、より高度な使い方も可能になる。すでに同シリーズを使用しているユーザーにとっては、詳細な測定が可能になるオプションアイテムとして注目だ。