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超軽量ながらインターフェース豊富でビジネス向けモバイルマシンにも最適

約634gと超軽量設計で第11世代Core搭載、使い勝手抜群の13.3型ノートPC「LIFEBOOK WU2/E3」

2021年02月26日 09時00分更新

文● 貝塚/ASCII 編集●市川/ASCII

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「LIFEBOOK WU2/E3」

 富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK UH」シリーズは、富士通WEB MARTiconでも人気を集める13.3型の超軽量ノートパソコンだ。最軽量構成時は約634gと、その軽さは軽量設計とうたうノートパソコンの中でもトップクラスといえるだろう。

 今回は、LIFEBOOK UHシリーズの中でも、もっとも売れ筋の「LIFEBOOK WU2/E3icon」を試用機として、外観を中心に紹介したい。

超軽量の13.3型ノートパソコンの魅力とは

表面に光沢のある塗料をまだらに吹きつけたような仕上げ

 あまり変わったところのない普遍的なデザインだが、直線を多用していることで、引き締まった印象を受ける。ベゼルが非常に狭く、サイズはおよそ幅307×奥行き197×高さ15.5mmとコンパクト。13.3型ながら、一昔前の12型クラスに近いサイズ感だ。

 全体的にはマット調の仕上げだが、よく見ると表面に光沢のある塗料を吹きつけてあり、複雑な表情を生んでいる。手間のかかった、富士通らしいモノづくりを体感できるのも魅力だ。

180度まで開ける

 LIFEBOOK UHシリーズは軽量モデルと2in1モデルの2種類が用意され、購入画面から好みのタイプを選択できるようになっている。今回レビューしているのは軽量タイプのLIFEBOOK WU2/E3iconだが、ヒンジは180度まで展開可能だ。

 2in1タイプは最軽量構成で約868gとなるので、積極的にタブレットモードで使ったり、ペンと組み合わせた使用を想定しているのでなければ、軽量モデルの方をおすすめしたい。

左側面

 超軽量をウリにしつつ、LIFEBOOK WU2/E3iconはインターフェースも非常に充実している。左側面にUSB 3.2端子を3系統(Type-C×2、Type-A×1)備え、HDMI出力、オーディオ入出力端子(3.5mmミニジャック)を備える。

右側面

 右側面にはUSB 3.2端子を1系統(Type-A×1)、さらに有線LAN端子、SDカードスロットも備える。近頃の薄型モデルは、インターフェースはかなり割り切った仕様にしていることも多く、ここまで充実しているのは本機の大きなメリットのひとつだ。

ボトムカバーが手前に向かって薄くなる形状で、薄く見える

 軽さの割には、厚みは15.5mmほどあるので、特別薄いということはない。だが、ボトムカバーを前面に向かって細くするデザインを採用することで、作業時に前から見た印象としては、なかなか薄く感じられる。

 またサイドから眺めると、前面の細くなっている部分から緩やかなカーブで、インターフェースが集中する厚みのある部分につながっているので、非常にすっきりとした印象だ。

背面のヒンジの見え方はすっきりとしている

 LIFEBOOK WU2/E3iconは、閉じた際の背面も、ごちゃつき感はなく、排気孔と直線的なヒンジがきれいに並んでいる印象。総じて、上質感を演出しながら、すっきりとまとめるという意図が感じられ、さまざまなシーンにマッチするパソコンに仕上がっている。

キーボードレイアウトは標準的。上下左右キーの周辺に斜めにスペースを取った、富士通おなじみのレイアウト

 LIFEBOOK WU2/E3iconのキーボードのレイアウトは標準的。ストロークは約1.5mmと十分に深く、キーボードのエリアをボトムカバーの間際まで広げることで、キーピッチも約19mmと十分な大きさを実現している。

 右下の上下左右キーの周りに斜めのスペースをとり、各キーの大きさを確保しているのは、富士通のノートパソコンではおなじみのレイアウトだ。他社のパソコンの左右下キーは、コントロールキーと高さがそろっているケースが多いので、最初こそ少しだけ慣れが必要なのだが、大きな上下左右キーはしっかりと指で捉えることができるので、操作性はとてもいい。指が太めのユーザーでも、操作にイラつくことはないだろう。

 今回レビューしたLIFEBOOK WU2/E3iconの試用機は13.3型ディスプレー(1920×1080ドット)、Core i7-1165G7、32GBメモリー、512GB SSDというハイスペックな構成で、通常価格は27万8740円。だが、直販サイトでクーポンを適用すれば22万204円で購入可能だ(2月25日時点)。インターフェースの充実度や、超軽量設計による携帯のしやすさ、デザインの完成度の高さ、キーボードの使いやすさなど、さまざまなメリットを加味すると、このスペックではかなり値頃感があるのではないだろうか。

 ちなみに、標準のCore i3-1115G4、4GBメモリー、128GB SSDという構成なら13万9040円だが、直販サイトのクーポンを適用すれば10万9841円で購入できる(2月25日時点)。

 ノートパソコンを携帯する機会があり、ある程度のインターフェースも確保しておきたいという需要には最適なモデルなので、パソコンの新調を検討しているならぜひ候補に入れてほしいものだ。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-1165G7(標準:Core i3-1115G4)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス(標準:インテル UHD グラフィックス)
メモリー 32GB(標準:4GB)
ストレージ 512GB SSD(標準:128GB SSD)
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット、ノングレア)
内蔵ドライブ -
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)+Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.2 Type-C×2、USB 3.2 Type-A×2、HDMI出力、有線LAN端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅307×奥行197×高さ15.5mm/約736g(最軽量:約634g、2in1:約868g)
OS Windows 10 Home(64bit)
富士通 FMV LIFEBOOK UH

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