各種ベンチマークをチェック。平均的に高めの性能
Ryzen Mobile搭載で高パフォーマンスを発揮する富士通液晶一体型PC「ESPRIMO WFB/E3」 (2/2)
2020年12月06日 12時00分更新
CPU内蔵グラフィックスながら高パフォーマンス
本製品には単体のビデオカードは搭載されておらず、CPU内蔵のAMD Radeonグラフィックスのみ。PCMark 10の結果を見る限り、CPU内蔵とはいえある程度パフォーマンスは期待できそうだ。
そこでまず3DMarkを試してみたところ、次のような結果になった。
3DMarkスコア | |
---|---|
Time Spy | 959 |
Fire Strike | 2562 |
Night Raid | 11170 |
Sky Diver | 9450 |
CPU性能が同等だったインテルのCore i7-10710Uが内蔵するインテル UHD グラフィックスに比べるとほぼ倍のスコアになっており、より高性能なインテル Iris Plusをも少し上回っている。単体グラフィックスほどではないものの、CPU内蔵グラフィックスとしてはかなり高パフォーマンスだ。
続いてゲーム系のベンチマークもいくつか試してみた。まず「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」は次のようになった。
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア | |||
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グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
低品質 | 1920×1080ドット | 10137 | すごく快適 |
標準品質 | 1920×1080ドット | 8786 | とても快適 |
最高品質 | 1920×1080ドット | 7759 | とても快適 |
同様に、中程度の負荷のゲーム「FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ」でも試してみた。
FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークの結果 | |||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | スコア | 評価 |
1920×1080ドット | 標準品質 | 4246 | 快適 |
1920×1080ドット | 高品質 | 2638 | やや快適 |
1920×1080ドット | 最高品質 | 2390 | 普通 |
FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズくらいのゲームでも、標準品質など設定次第ではある程度快適に楽しめることがわかる。
性能の高さとコスパの良さが魅力的
リーズナブルでありながら高性能な第3世代Ryzenプロセッサーを採用し、普段使いはもちろん、写真編集や動画編集、軽めのゲームにまで対応できるESPRIMO WFB/E3。
直販サイトでは、試用機と同じ構成にカスタマイズすると19万6680円だが、執筆時は20%オフの割引クーポンが適用可能で、15万7344円(12月5日現在)とお得に購入できる。パソコンとしての基本性能の高さ、HDMI入力や瞬間起動などの使い勝手のよさなどを考慮すると、コストパフォーマンスはかなり高いといえるだろう。洗練されたデザインのディスプレー一体型パソコンを探しているユーザーには、ぜひ注目してほしい製品だ。
ESPRIMO WFB/E3の主なスペック | |
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CPU | AMD Ryzen 7 4700U(8コア/8スレッド、最大4.1Ghz)/AMD Ryzen 5 4500U(6コア/6スレッド、最大4.0Ghz) |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス(CPU内蔵) |
メモリー | 4/8/16/32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(PCIe) ※セカンダリストレージとして1TB/2TB HDD(SATA、5400rpm)も選択可能 |
ディスプレー | 23.8型ワイド(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ/スーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.2(Gen2、Type-C)、USB 3.2(Gen1)×3、HDMI入力、HDMI出力、有線LAN端子、ダイレクト・メモリースロット、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子 |
サイズ | およそ幅544×奥行き174×高さ385mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |