オンラインイベント「NTT Communications Digital Forum2020」で紹介予定
NTT Com、紙書類を電子化する基本無料のクラウドサービス「BConnectionデジタルトレード」
2020年10月12日 15時30分更新
NTTコミュニケーションズは10月12日、請求書などの紙書類を電子化する基本無料のクラウド型請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」の提供を開始すると発表した。10月下旬から提供を開始する。
BConnectionデジタルトレードでは、請求書電子化機能、ワークフロー機能、データ連携機能を提供する。本サービスの導入により、請求書作成のための出社が不要となるほか、電子化による社内承認の効率化、郵送コスト・保管コスト削減が可能だとしている。たとえば、月1000枚の請求書発行業務をすべて電子化した場合、月500時間以上を必要としていた請求書発行業務を30～40時間に削減できるとのこと。
請求書はPDF形式ではなく、XMLの国際仕様であるUBL（Universal Business Language）形式のデータとして電子化するため、社内経理システムへの自動投入など、多彩なシステム連携が可能だという。また、クラウド上でデータを一括保管するため、原本管理が不要となる。これは10月1日から施行された改正電子帳簿保存法に準拠した仕様とのこと。
操作画面は25言語での表示が可能で、海外との取引に必要な国・地域の法令にも準拠する。また、取引先企業が紙書類を継続するため電子化ができないという問題を解消するため、紙書類から電子データに変換する有償サービスも提供する。
なお、本サービスは、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）に必要なすべての機能をワンストップで提供するとうたうプラットフォーム「Smart Data Platform」の連携アプリケーションとして展開される。今後は、蓄積された請求データなどのトランザクションデータを活用して企業間のマッチングへ利用するなど、新たな付加価値を生むビジネスの実現に向けた機能を拡張する予定とのこと。
また、10月14日～10月16日に開催するオンラインイベント「NTT Communications Digital Forum2020」の「Smart Data Platform-Apps」の展示ゾーンにおいて、本サービスを紹介予定とのこと。イベントの参加には、公式ウェブサイトからの事前登録が必要となる。
