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FIXER cloud.config Tech Blog

チャットボット作成サービスPower Virtual Agentsはここがスゴイ

2020年07月17日 11時00分更新

文● 國友 康輝/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「Power Virtual Agents とやらを使ってみた Part.1」を再編集したものです。

はじめに

 最近Powerなんちゃら系をいろいろと触ってみている國友です。今回はPower Virtual Agents(PVA)を使ってみたので紹介させていただきます。

PVAとはなんぞや

 Microsoftによると

 あらゆる開発者が単純なものから複雑なものまでボットを構築できるようにする(サービス)

 らしいです。ちょっと難しいので僕なりに解釈すると、フローチャートがそのままチャットボットになるスグレモノです。Power Apps, Power Automate等を使ったことがある人ですと、もう一瞬でできます。

PVAのここがスゴイ!

 1. フローチャートを作るイメージでチャットボットを作成できる!

 頭の中のイメージをプログラムに変換する必要がないので、すぐに作れちゃいます!! PVAには特徴的な2つのキーワードがあります。それぞれについて解説します。

 ・トピック
 フロー(ノード)の集まり。トピックからトピックに移行することができる。自分で追加するユーザートピックと、最初から設定されているシステムトピックがあり、システムトピックには、最初の挨拶や最後の終了等のトピックがあります。適度にフローの塊をトピックにまとめることで、フローがまとまって見やすくなります!

 ・エンティティ
 ユーザーの返答の表記ゆれをまとめるための変数の型。プリセットとしてurlやメールアドレス等があり、ユーザーの返答にエンティティを指定することで自動で要素を抽出できます。例えば、URLをしておくと、ユーザーの返答からurl部分だけ自動で抽出してくれます!表記ゆれもAIで学習してくれるので、便利!

 2. Power Automateと連携できる!

 ユーザーの返答から取得した変数を、Power Automateの変数として格納できます!これを使えば、チャットの内容をメール、Slackで送信したり、データベースに格納したり、APIを叩いたり、….夢いっぱい!

 3. Power BIでデータを分析できる!

 デフォルトでPowerBIが使われているので、セッション数や、フィードバックのスコア等がPower BIでひと目でわかるようになっています!

 4. 色々な環境にボットを組み込める!

 ボットをPublishすると、デフォルトでデモサイトが立ち上がり、そこで色々テストができます。さらにTeams、自分で作ったウェブサイト、モバイルアプリ、メール、Slack、LINE、Facebookなどなど色々なサービスに組み込めちゃうんです!!

まとめ

 ね?ね?PVAってすごいでしょ?次の記事では具体的にボットを作る方法を紹介します!

 参考資料
 Power Virtual Agent Docs(画像もこちらより)

  國友 康輝/FIXER

 20卒新人。
 高専で情報工学科にいました。
 Pythonはすばらしい。

[転載元]
 Power Virtual Agents とやらを使ってみた Part.1

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