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18万円台、拡張性に優れたケース内部で長期間運用が可能

第10世代CoreにRTX 2060 SUPER、フルHDでのゲームプレイが超快適でクリエイティブもOKな高コスパゲーミングPC

2020年07月09日 11時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-R049-iX7-RWSH」

 ユニットコムが販売する「LEVEL-R049-iX7-RWSH」は、ミドルタワーゲームパソコン「LEVEL∞ R-Class」シリーズの1台だ。拡張性に優れており、コストパフォーマンスが良好なのもあり人気の高いモデルだ。

 BTOによりカスタマイズできるのもポイントだが、基本構成時の主な仕様としてはCPUがCore i7-10700、GPUがGeForce RTX 2060 SUPER(8GB)、チップセットがZ490 Express、メモリーが16GB(8GB×2)、ストレージが480GB SSDと2TB HDDとなっている。これで価格は18万378円からとなっている。

 前回は外観や使い勝手、すっきりした内部構造などを紹介した。今回は、基本構成での性能をベンチマークでチェックしていく。

すっきりとしたケース内部で拡張性にも優れている

 まずは、「PCMark 10」でLEVEL-R049-iX7-RWSHの総合力を見ていく。総合スコアは6797高めの数値だった。さらに、ソフトウェアの起動速度やブラウザーの描画速度といったユーザーが一番体感しやすい面を表す「Essential」においては、スコアが10028と1万超え。WordやExcelなどOffice系アプリケーションの速度を示す「Productivity」においても8321と非常に高いスコアだ。さらに、動画や画像の編集、そして3Dグラフィックスパワーを示す「Digital Content Creation」でも10214と1万を超える数値が出ている。

PCMark 10の結果

 CPUのコア単体と総合力をチェックする「CINEBENCH R20」においても、コア単体では488pts、総合では3828ptsという数値が出た。単体ではCore i7-7700Kよりも高くなっておりさすがは第10世代といったところ。総合ではさすがに16コア/32スレッドCPUなどには及ばないが、同じ8コア/16スレッドのAMD Ryzen 7 1700Xよりも高い結果になっている。

CINEBENCH R20の結果

 ストレージ速度は「CrystalDiskMark 7.0.0」を使用して計測。SATA接続のSSDとしては十分な速度が出ており、正直これだけのスピードがあればストレスなくファイル操作などはできるはず。ただ、現在はM.2接続のSSDが主流になってきているので、BTOでNVMe対応のM.2 SSDに変更してもいいだろう。

メインストレージであるSSDの「CrystalDiskMark 7.0.0」結果

 ここからは、ゲーマーなら一番気になる3D系のベンチマークをチェックしてみた。まずはゲーム系ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」。設定は、画質を「最高品質」、解像度を「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」と一番高い状態で行なった。結果は、スコアが17973で評価は「非常に快適」というもの。これならば、どれだけキャラクターが集まってエフェクトが飛び交っても問題なさそうだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果

 FFXIVベンチより負荷が高い「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク ver1.2」もチェック。こちらの設定は、画質を「高品質」、解像度を「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」で行なった。結果は、スコアが8615で評価は「快適」。十分なほど美しく動くであろうが、念のため画質を「標準品質」に変更して再度チェックしてみた。その結果は、スコアが11488で評価は「とても快適」であった。最高設定でもまず問題はないだろうが、もし気になるのであれば設定を多少いじれば十分以上に滑らかに遊べるであろう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク ver1.2」を「高品質」でチェック

「標準品質」に変更して再度チェック

 最後は「3DMark」。Direct X12を利用した「Time Spy」を計測。スコアは8517と高評価であった。ならばと、「Time Spy Extreme」でもチェックしてみたところ、スコアは3953というなかなかの結果となった。

「Time Spy」の結果

「Time Spy Extreme」の結果

 これらの結果から、1920×1080ドットでのゲームプレイであればかなり快適に動作してくれることがわかった。3Dゲームがこれだけ円滑なら、それ以外のビジネスなどの用途においては有り余るほどのパワーを発揮してくれるだろう。

ゲームを快適にプレイしたい人はもちろん、ゲームだけでなくパソコンを様々な用途で使いたいという人にもオススメ

 約18万円でこれだけの使い勝手の良さがあれば、買い替えスパンも長くできると思われるので、コストパフォーマンスはかなり高いといえる。ゲームだけでなく、パソコンを様々な用途で使いたいという人にもうってつけの1台だろう。

仕様機の主なスペック
CPU Core i7-10700(8コア/16スレッド、2.90GHz)
グラフィックス GeForce RTX 2060 SUPER 8GB GDDR6
チップセット Z490
メモリー 16GB(DDR4-2666 8GB×2)
ストレージ 480GB SSD+2TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース USB 3.1(Type-C)、USB 3.1(Type-A)、USB 3.0(Type-A)×5、USB 2.0(Type-A)×2、ライン出力、ライン入力、マイク入力×2、S/PDIF出力×1、PS/2コネクター、HDMI出力×1、DisplayPort×2、有線LAN端子ほか
電源 700W(80PLUS BRONZE)
サイズ およそ幅190×奥行477×高さ432mm(突起物含まず)
OS Windows 10 Home(64bit)

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