シャープは6月30日、オフィスのネットワークセキュリティーを統合的に管理するUTM(Unified Threat Management・統合脅威管理)「BP-X1CPシリーズ V80(ハイスピード/スタンダード)」2機種を発表した。価格はオープンで、7月9日に発売する。
BP-X1CPは、オフィスで求められるゲートウェイセキュリティー対策機能を1台に集約し、中小企業におけるセキュリティーシステムの導入から運用・管理までの一連業務の効率化を支援する。
「ファイアウォール」、「IPS(侵入防御システム)」、「アンチウイルス」、「アンチスパム」、「URLフィルタリング」、「アプリケーション制御」、「アンチボット」の7種類のセキュリティー対策機能を搭載。1台でさまざまなネットワーク上の脅威に対応できるので、複数のセキュリティー対策サービスやハードウェアを個別に導入する手間やコストを削減し、日々の運用・管理の一元化が可能としている。ベースエンジンは、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ製を採用。強力なセキュリティー対策能力と高速処理を両立したという。
また、本機を導入の企業には、検知・防御した脅威やリスクの高いアプリケーションの利用状況などを、毎月メールでレポートするサービスも提供する。
同社は、テレワークの急速な普及や通信量の増加などを背景に、社内外のネットワーク上の脅威にさらされるリスクが増大する中、中小企業におけるセキュリティー対策の強化に貢献していくとしている。