富士通WEB MARTでクーポンを利用すれば12万円台から購入可能
光学式ドライブ搭載で長時間駆動、モバイルできて高性能カスタムやWQHD選択も可能な13.3型ノートPC「LIFEBOOK WS1/D2」
2020年06月19日 09時00分更新
WQHDのタッチパネルが選べる有力機
「LIFEBOOK WS1/D2」は、Core i5-8250Uを搭載する13.3型ノートPCだ。富士通クライアントコンピューティングの直販サイト「富士通WEB MART」では、最小構成時で16万円台だが、クーポンを適用すれば、12万円台で購入できる(6月18日現在)。
豊富なカスタムメニューが用意されており、特徴的なのはWQHD(2560×1440ドット)のタッチ対応ディスプレーに変更できる点。標準構成ではフルHD(1920×1080ドット)となり、こちらでも画素密度は十分に高いが、より高精細なディスプレー環境を求めるなら、検討したいカスタムだ。
そのほか、メモリーは最大で20GBまで、ストレージは最大で512GB SSDまでのアップグレードが可能であり、CPUも、2万2000円の上乗せでCore i7-8550Uに変更することが可能。最小構成でリーズナブルに入手できるが、ユーザーの好み次第では、かなりのハイスペックモデルにカスタムすることも可能だ。
富士通WEB MARTでは、カスタマイズも値引きして提供することがあるので、安価になるタイミングをうまく見つけて注文したい。
デザインは少々個性派、ほしい機能は網羅
今回は、LIFEBOOK WS1/D2の外観と仕様を中心にレビューする。
試用したモデルのカラーは「スパークリングブラック」だ。スパークリングと名の付くとおり、天板は、キラキラとした微粒子を含んだブラックで塗装してある。全体的にはつや消しなので、派手な印象はないが、ただブラックで塗ってあるのとは異なる、どことなく高品位な雰囲気が印象的。FMVのロゴは別パーツではめ込まれている。こちらもプリントよりグッと質感が上がり好印象だ。
カラーはスパークリングブラックのほかに、光沢感のある「アーバンホワイト」を用意。どちらを選んでも価格は変わらないので、好みに応じて選択しよう。
そのほか、外観上で特徴的なのは、キーボードフレーム外周のダイヤモンドエッジ加工だ。よく観察しないと気がつかないかもしれないが、LIFEBOOK WS1/D2はトップカバーとディスプレーベゼル、ボトムカバーが樹脂であり、キーボードフレームのみが金属で出来ている。
これによって、最軽量構成時1.18kgという軽さを実現するとともに、打鍵時のたわみやブレを防ぎ、快適な使用感も同時に確保している。ダイヤモンドエッジ加工は、外観以外のメリットはないが、金属の質感がさりげなく感じられ、また目に入りやすい部分でもあるため、使っていてうれしく感じるポイントだ。
本体サイズはおよそ幅315.8×奥行き214×高さ19.8mmと標準的。しかし、キーボード部が金属の素地を活かしたシルバー、それ以外がブラックと、コントラストの効いた素材の構成であるため、引き締まって見える。
トップカバー、ディスプレーベゼル、キーボードフレームはかなりシンプルなデザイン。一見するとあまり特徴的な個性は持たないかにみえるが、キーボードの印字はハッキリと大きく、またキートップがザラザラとした質感に加工してあり、ユーザーの使い勝手に配慮した同社のノートパソコンらしさがうかがえる。
また、各種インジケーターがパームレスト右側の前面に集中しているのも長所。光っていないときは目立たないが、光れば明るく、バッテリーの状態や、ストレージへのアクセス状況がひと目で視認でき、使い勝手は抜群だ。
ボトムカバー部分のデザインは、かなり特徴的だ。というのも、バッテリーが使用時の向きで見て後方に位置しており、ボトムカバー全体から盛り上がったように設置してあるのだ。
バッテリーは着脱式であり、樹脂製のカバーで覆われている。ロックレバーを外すとカバーが取りはずせ、バッテリーが交換できる仕様だ。イメージとしては、ガラケー自体のバッテリーパックの収まり方に近い。
なかなか見かけないデザインなのだが、これは分厚いバッテリーパックを形どるように整形することで、全体の厚みを抑えつつ、バッテリー容量の大きさも確保する狙いがあると思われる。
その証拠に、Core i5-8250UとフルHD構成時でのバッテリー駆動時間は、公称で4セル/51Whバッテリー使用時が15.7時間、6セル/77Whバッテリー使用時が22.8時間と驚異的。さらにオプションとして用意されている増設用バッテリーを使用すれば、同構成時で最大31.8時間という公称値だ。なお、バッテリーは注文時にカスタマイズできるので、用途や希望に合わせて選択しよう。
LIFEBOOK WS1/D2は、特徴的な機能として「Ecoモード」という省電力機能をそなえているが、そちらの使用感については、次回の記事で述べたい。
また、端子類もUSB3.1 Type-C×1、USB3.0 Type-A×2、アナログRGB(D-sub 15ピン)、HDMI出力と豊富。もちろん、有線LANポート、光学式ドライブ(DVDスーパーマルチドライブと、Blu-rayドライブから選択可)も設けている。
すべてのPCユーザーにいまオススメしたいモバイルノート!
まとめれば、LIFEBOOK WS1/D2の外観はさまざまな環境に馴染みやすく、スタイリッシュながら、使用感への配慮が感じられる。また仕様は、ライトな構成にして、レポート作業や資料作成に使用してもいいし、積極的にカスタマイズして、簡単な動画編集や、軽いオンラインゲームまでこなせる仕様にしても面白い。
繰り返しになるが、クーポンを適用することで12万円台で購入できるため、かなりお買い得なノートパソコンといえるだろう。