ASUS JAPANは6月12日、第10世代インテルCoreプロセッサー搭載で、軍用規格のテストをクリアするほどの堅牢性をうたう、ミリタリーグレードの15.6型ゲーミングノートパソコン「ASUS TUF Gaming F15 FX506LH」2機種を発表した。同日より予約受付を開始し、6月13日よりオフィシャルオンラインストアASUS Store及び一部量販店にて販売を開始する予定。
ASUS TUF Gamingシリーズは、タフ仕様のゲーミングノートパソコンシリーズ。米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアしており、通常のノートパソコンでは耐えることができないような、高温環境や低温環境や衝撃や振動などに耐えるとしている。天板にはメタル素材を使用し、高品質なサンドブラスト加工を行うことで、堅牢性と落ち着きのある高級感を両立させたとする。
「FX506LH-I7G1650」は、Core i7-10750Hプロセッサー、16GBのメモリーを搭載。「FX506LH-I5G1650」は、Core i5-10300Hプロセッサー、8GBのメモリーを搭載。いずれのモデルも512GBのSSD(PCI Express 3.0 x2接続)、グラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX 1650を搭載する。
2つのファンを使用した強力な冷却機能を搭載し、高負荷での長時間の使用でも安定したパフォーマンスを発揮できるとする。排気口をハニカムデザインにすることで排気効率を向上しており、さらに天板の下部分をカットした独自のVカットデザインによって、効率良く排気できるという。内部に入り込んだ埃を外部に排出するアンチダストトンネルも搭載しており、埃による冷却性能の低下を防ぐ。また、用途に応じてファンの動作モードを変更でき、静音性重視で使用したり、パフォーマンス重視で使用したりといった設定が可能。
ディスプレーは144Hz駆動で、解像度は1920×1080ドット(フルHD)。4K出力に対応するHDMI 2.0bポートと、DisplayPort 1.4対応のUSB 3.1 Gen2 Type-Cポートを搭載する。
キーボードについてもタフ仕様になっており、2000万回以上のキー入力に耐える高い堅牢性を実現したとする。ゲームでの使いやすさを向上するために、ゲームでの使用頻度が高いWASDキーには、ほかのキーと色が違うハイライトキーを使用しており、同様に使用頻度が高いスペースキーにも、よりキー入力がしやすいように下に膨らみを持たせた独自形状のキーを採用した。ゲーム中の激しいキー入力時に浅いキー入力になってしまっても、問題なく正確にキー入力を検知できるというROG Overstroke技術も全キーに搭載。パームレスト部分を含むキーボード面には、指紋が付きにくい特別な塗装を施してある。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 5.0をサポートする。バッテリー駆動時間は、FX506LH-I7G1650がおよそ6時間、FX506LH-I5G1650がおよそ8.3時間。ステレオヘッドセットやステレオヘッドホンで仮想7.1chサラウンドを実現できるDTS:X Ultra技術に対応する。サイズは、およそ幅359.8×奥行き256×高さ22.8~24.7mm、重量およそ2.3kg。
価格は、FX506LH-I7G1650が13万2800円、FX506LH-I5G1650が11万4800円。破損原因を一切問わない製品保証サービス「ASUSのあんしん保証」、「ASUSのあんしん保証プレミアム 3年パック」に対応する。