このページの本文へ

Azureの使用量/利用料金をファイルで取得する3つの方法

2020年06月09日 11時00分更新

文● 佐藤 紗都 / FIXER

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「Azureの使用量や利用料金のファイル取得方法まとめ #Azureリレー」を再編集したものです。

はじめに

 今回はAzureの使用量や利用料金がまとまったファイルの取得方法を紹介します。

 先月うっかりAzure SQL Databaseを消し忘れたり、色々リソースを立てて消したりしたせいで、「いつ、何のリソースに、どれだけ使ったか」が分からなくなってしまったので、Azureの使用量や利用料金がどこかにまとまってないかなー と探したときのメモです。 ポータル内で確認する方法もありますが、今回はAzureの使用量や利用料金がまとまった良い感じのファイルを取得する方法をまとめます。 取得できるファイルとしては以下の3つがあります。

1. 請求書

 利用料金と利用したサービス、使用量が載っているPDFファイルです。

2. 使用状況の詳細

 以下の情報などがすべて記載されている詳細なEXCELファイルです。

・アカウント所有者ID・サブスクリプションIDから利用量の測定IDなど使用者やリソースを特定するID
・実行時の価格、数量、請求通貨などの金額に関する詳細
・リソースの場所や可用性ゾーンなどのリソース自体に関する詳細

3. 使用量

 サブスクリプションのリスト、利用したリソース名と金額、日ごとの使用量がまとまったEXCELファイルです。

 それでは実際に取得の方法を紹介していきます。

請求書と使用状況の詳細の取得方法

 毎月請求日付近になると、以下のようなメールが登録しているメールアドレスに届きます。

 このメールアドレスの「請求明細書を確認する」からAzureポータルの請求書のページに飛ぶことができます。

 ①の金額をクリックすると、以下のように利用したサービスとコストの一覧を見ることができます。

 請求書と使用状況の詳細を取得するには、②のダウンロードをクリックします。

 1分ほどで以下のように使用状況の詳細と請求書のダウンロードボタンが有効化されるので、クリックすると端末にダウンロードすることができます。

 以下が実際に取得した請求書の一部です。

 他のページには利用したリソースの名前/種類/リソース/地域などとともに個別の金額が掲載されています。

 また、こちらが使用状況の詳細のEXCELファイルです。

 52列にわたって詳細な利用したリソースの情報が記載されています。

 頑張って読み解けば、いつ誰がどのリソースをどれくらい使ったかはわかりそうですが、個人がいつ使ったかを簡単に知りたいというときには詳細すぎて正直見づらいです……。

使用量の取得方法

 最後に請求履歴の取得を紹介します。

 Azureポータルのトップページからサブスクリプションを選択します。

 そして、利用しているサブスクリプションを選択します。

 すると、以下のようなページが右に表示されるので、上のタブから「管理」を選択し、外部サイトに飛びます。

 このような外部サイトに移動したら、左上の「請求履歴」を選択します。

 すると、以下のように期間別に請求書と使用量のダウンロードリンクが表示されます。

 請求書のダウンロードをクリックすると、上記の請求書と同じものが取得できます。

 使用量のダウンロードの「バージョン2 – プレビュー」をクリックすると3分ほどで使用量のファイルをダウンロードすることができます。

 実際に取得した使用量のファイルは以下です。

 サブスクリプションのリスト、利用したリソースの詳細と金額、日ごとのリソース使用量を一覧してみることができます。

まとめ

 今回はAzureの使用量や利用料金がまとまったファイルの取得方法を3つ紹介しました。

 個人的には一番最後に紹介した使用量のファイルが「いつ、何のリソースに、どれだけ使ったか」がパッと見てわかるので便利だなと思っています。

FIXER Inc. 佐藤 紗都 (^2)

2019年に新卒でFIXERに入社しました。今はMaaSに関する事業に携わりつつ、最近はPower PlatformとAzure勉強中です。趣味はアニメなので、こっそりブログネタに絡めています。最近の推しはプロメアです。

[転載元]
 Azureの使用量や利用料金のファイル取得方法まとめ #Azureリレー

カテゴリートップへ