ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ、機械学習機能など追加した新バージョン
キヤノンマーケティングジャパンは2月5日、「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」のWindows向け新バージョンプログラムを提供開始すると発表。
ラインナップは「ESET Smart Security Premium V13.0」「ESET Internet Security V13.0」「ESET NOD32アンチウイルス V13.0」の3つで、2月6日から提供を開始する。対応OSはWindows 7以降。
近年、IoTデバイスの普及やSNS・インターネットバンキングなどの活用が急激に増加する一方で、フィッシングによる認証情報の窃取や、ばらまきメールによるマルウェア感染などの被害が拡大しているという。また、2019年はソフトウェアの脆弱性が多数発見、報告され、ゼロデイ攻撃のように、発見された脆弱性がサイバー攻撃に悪用される事例も多く確認されたとのこと。
Windows向け新バージョンプログラムは、そうした課題に対応して、高度な機械学習機能を新たに追加。従来、ESETのクラウド環境で実施していた機械学習による解析を、ユーザーのローカル環境で実施し、迅速に疑わしいサンプルをマルウェアかどうか判定できるようになった。
ネットワークに接続していない環境でも動作するため、未知のマルウェアの検出率を一定に保つとしている。また、クラウド環境での解析と比較して、マルウェアかどうか判定するまでの時間が大幅に短縮されるため、未知の脅威やゼロデイ攻撃からデバイスを速やかに防御するという。
そのほか、V11.0から搭載されていたホームネットワーク保護機能を強化。本機能を起動しただけでホームネットワークに接続中のデバイスが一覧で表示されるため、不明なデバイスが勝手に接続されていないかが確認でき、脅威にいち早く対策できるとする。また、検出されたPCやタブレット、ルーターやスイッチなどのネットワークデバイスに対し、どのようなセキュリティー対策をすればよいかの推奨事項も表示されるようになったとのこと。
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