バレンタインデーなので、チョコレートは食べたい。とはいえ、人気ショコラティエのものはもう売り切れだし、そもそも買いに行っているヒマもない。そこで(?)、セブン-イレブンのチョコスイーツ3商品をパクパクと食べてみようと思います。
生地のザクザクした食感が特徴
「チョコレートベルギーワッフル」
まずは「チョコレートベルギーワッフル」。128円(税抜)。ベルギー産発酵バターを使ったワッフルを、チョコレートでコーティングしたもの。カカオの風味豊かなチョコレートと、ザクザクした食感が、相性ばつぐんとうたいます。
ベルギーワッフルにチョコレートをかけたということで、名前に偽りなし。とてもわかりやすい商品です。甘いものがほしいときには、これ以上ない組み合わせ。そういえば、けっこう前に、ベルギーワッフルのものすごいブームがありましたよね。なんだったんでしょうか、あれ。
食べてみると、コンビニのワッフルだなあ、という感じがします。よくも悪くもザクザクした食感というか、ふわふわでもちっとした舌触りには、とぼしい。チョコレートもシンプルな甘さなので、生地とチョコが重なることで、シンプルに「甘い!」感じ。奥深さがないといえばそうかもしれませんが、この素朴な味わいが時には恋しくなります。
奥深い仕上がりというよりは、童心に帰って、古きよきアメリカンな(ベルギーワッフルですが)おやつを食べたいときにオススメでしょう。
固めの生地が好みならオススメ
「チョコレートバウムクーヘン」
続いては「チョコレートバウムクーヘン」。178円(税抜)。チョコレートでコーティングしたバウムクーヘンに、クランチをトッピングしました。玉子にはエグロワイヤルを使用、生地にはフランス産発酵バターを使い、芳醇な風味、しっとりとした食感をうたいます。
方向性としては、チョコレートベルギーワッフルと同系統といえるでしょう。バウムクーヘンの生地が固めで少しぱさついていますが、それが好きな人もいるのもわかります。いかにも「コンビニのスイーツ!」といった風情が強いです。
口の中の水分がうばわれる系のスイーツ。コーヒーや紅茶などと一緒に、カジュアルなティータイムを楽しむのに向いています。飲み物がないと、すこしきびしいかもしれないな、と個人的には思いました。
しっとり食感がイチオシ
「ショコラフィナンシェ」
これまではスイーツにチョコレートをかけたというニュアンスの商品を紹介してきましたが、こちらは「ショコラフィナンシェ」。128円(税抜)。
その名の通り、チョコレート味のフィナンシェです。バターを高温で煮詰めた焦がしバターと、濃厚なベルギー産チョコレートを混ぜ込み、バターの香ばしい香りが広がるとうたいます。
これは、今回紹介する3つの中でもイチオシです。甘さが上品で、チョコの香りもしっかりとある上に、わざとらしくない。なによりもしっとりした食感ですね。やや小さめとはいえ、128円(税抜)でこのクオリティーは立派だと思います。
ベルギーワッフルとバウムクーヘンは、普通にベタッと甘くて手にチョコがつくものの、子供っぽいチョコ感をが無性に欲しくなる食べたくなるときもあるものですから、ガーッと食いたいの! というシチュエーション向き。一方、フィナンシェは大人っぽい甘さで手につかないので、オフィスなどで食べるときに向いた上品なお味です。
いずれも100円台という手頃さが魅力。コンビニスイーツらしくシンプルながらも満足感高くまとまっていました。特に筆者のオススメはフィナンシェですよ。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。
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