「チームで仕事やるのもいいものだ」と感じられるカンバンボード

今なぜBacklogにカンバンボード? ヌーラボ橋本氏に聞いた

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 プロジェクト管理ツールの「Backlog」の新機能として「カンバンボード(β版)」がリリースされた。長らくユーザーから待望されていながら、なぜ今のタイミングでカンバンボードは搭載されたのか? ヌーラボ代表取締役の橋本正徳氏に聞いた。

待望の「カンバンボード」リリースにピースサインの橋本氏

「ちょうど自分も使ってみたいと思っていた」

 2020年1月28日、新機能カンバンボード(β版)のリリースが始まり、週内かけてフリープランを含めたすべてのユーザーで利用可能になる。Backlogのプロジェクトに作成された課題をカード状に管理でき、進捗にあわせドラッグ&ドロップで管理できる。

 従来、Backlogはタスクをリストで管理していたが、カンバンボードはこれらのタスクの進捗度を一目で確認できるまさにユーザー待望の機能だった。2006年にBacklogの製品版が登場し、長らくユーザーからのリクエストを受けながら、なかなか実装されなかったのは、ひとえに橋本氏が必要性を感じていなかったから。ユーザーの要望が溜まり、「ちょうど自分も使ってみたいと思っていた」(橋本氏)というタイミングでいよいよリリースになった。

 働き方改革の機運も高まり、オフィスワーカーがデジタルシフトしている中、タスクやワークフローの管理は、コミュニケーション、コンテンツ管理とともに特にSaaSで注目されている分野だ。従来に比べ、プロジェクト管理の裾野が広がったところで、とにかく使いやすいカンバンボードをリリースできたという。「ドラッグ&ドロップで操作でき、付箋に近い使い勝手を実現している。うっすらとワークフローを感じられ、使っていてちょっと楽しいものを目指した」と橋本氏は語る。

ドラッグ&ドロップで使えるカンバンボード

「みんなで同じカンバンを見ている」ことがなにより重要

 今までBacklogのカンバンボードは「未対応」「処理中」「処理済み」「完了」の4つのステータスが固定だったが、昨年の機能強化でカスタマイズが可能になった。これもカンバンボード機能リリースの布石だったという。また、クリエティブワークフローをサポートするチャットツールの「Typetalk」やビジュアルツール「Cacoo」とも連携する。

 重要なのは、「みんなが同じカンバンを見ていること」だという。個人でのタスク管理ではなく、経営者や専門職のプロジェクト管理ではなく、メンバー全員が共有できるカンバンボード。「種別」「カテゴリー」「マイルストーン」「担当者」を選択して課題を絞り込み、検索したフィルタ結果などを保存することも可能だ。「最初は慣れなかったけど、使っていくと、『チームで仕事するのっていいもんだなあ』と感じられるようになります」と橋本氏は語る。

 海外ではすでに先行リリースされており、「待ってました」という好意的な反応も多かったという。「スクラムも、カンバンも、もともとは日本から生まれたもの。日本のやり方をグローバルにも伝えたい」と、橋本氏の鼻息も荒い。

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