フレームレートの違いを体感で当てられる?144Hz液晶搭載ゲーミングノートPCを使いアスキー編集部でテスト
「PUBG」でも平均100fps超え、144Hz液晶を活かせる性能
次にゲームなどの3D描画性能を計測する「3DMark v2.9.6631」のスコアーを見てみよう。計測はDirectX 12系テストの「Time Spy」プリセット2種、DirectX 11系テスト「Fire Strike」プリセット3種で実施した。
内部的にWQHD解像度で描画される「Time Spy」や「Fire Strike Extreme」でも十分に高いスコアーが出ており、フルHDの「Fire Strike」に関しては言わずもがなだ。本製品は搭載ディスプレーが144HzのフルHD液晶ということもあって、メインとなるフルHD解像度でのゲームプレイに関しては、現行のほぼすべてのゲームで最高設定での高fpsプレイを満喫できると思われる。
さすがに4K解像度の「Time Spy Extreme」「Fire Strike Ultra」といったタイトルでは厳しめの数値が出ているが、そもそも本製品の搭載ディスプレーはフルHDということもあり、これだけの負荷のタイトルで高いパフォーマンスを求めるのであれば、より高性能なグラフィックボードを搭載したモデルを購入すべきだろう。
実際のゲーム系ベンチマークも見てみよう。人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を実施した。このベンチマークではフルスクリーンで設定できる解像度がディスプレーの最大解像度に準ずるため、最高画質・フルHDのみの計測としている。
スコアーは13076で、判定は最高の「非常に快適」となった。平均フレームレートも100を超える数値が出ており、ハイリフレッシュレートディスプレーを存分に活用したプレイが可能だろう。MMOタイトルを出張先でもプレイしたい、といった需要に対応するノートPCとしても、本製品は適性が高い。
続いて定番の重量級タイトルである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、画質を「高品質」に固定し、解像度別のスコアーを計測した。
フルHD解像度では「快適」、WQHD解像度では「やや快適」、4K解像度では「やや重い」の判定が出ており、このレベルの重量級タイトルではフルHD解像度でようやく平均60fps付近でのプレイが視野に入ってきそうだ。FFXVクラスの描画負荷がかかるPCゲームは全体から見てもかなりの少数派なので、こういうタイトルもある、くらいの認識で構わないだろう。
最後に、人気FPSタイトル「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」の結果を見てみよう。解像度はフルHDに固定し、画質プリセット「ウルトラ」「高」「中」の3つの設定で計測を実施。リプレイ再生中の1分間のフレームレートを「Fraps」で計測している。
最高画質である「ウルトラ」プリセットでも平均fpsは100を超えており、十分な性能があることが分かるだろう。FPS系タイトルに関しては、画質を下げてフレームレートを上げるような設定も有効だが、「中」のプリセットでは平均133fpsと、よりディスプレーの高いリフレッシュレートを活かせるフレームレートが出ている。「ウルトラ」と比べて平均フレームレートが約30変わり、最低フレームレートが15も変わってくるため、勝利にこだわるのであれば、本製品ではこちらの設定をオススメしたいところだ。