フレームレートの違いを体感で当てられる？144Hz液晶搭載ゲーミングノートPCを使いアスキー編集部でテスト
IntelのノートPC向けCPU「Core i7-9750H」、NVIDIAのミドルハイクラスGPU「GeForce RTX 2060」を搭載するマウスコンピューターの15.6型ハイエンドゲーミングノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」。自宅に据え置きで使うノートPCとしてオススメできるタイプの製品であり、優秀な3Dグラフィックス描画性能と144Hzディスプレーによって、フルHD解像度であればほとんどのゲームを最高設定・高fpsで快適にプレイできる。
「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」。直販価格は18万9800円（税別）
最近では、本機のようにリフレッシュレートが60Hz以上に対応するゲーミングノートPCが増えているが、実際のところそれは本当に有効なのか。実際にアスキー編集部8人に事前情報なしで触って貰い、フレームレートがどれぐらいなのかを当てられるか試してみた。
まずは、そのテストに使用した「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」がどういったノートPCなのか、外観や使い勝手、性能をチェックしていきたい。
RTX 2060＆144Hz液晶搭載で快適なゲームプレイが可能
天板はG-TUNEのロゴのみ刻印されており、黒一色のシンプルなデザイン
「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」は、144Hz液晶を搭載するG-TuneのゲーミングノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5580シリーズ」に属する製品だ。より上位の「NEXTGEAR-NOTE i5580PA1」や下位の「NEXTGEAR-NOTE i5580SA1」とは、CPUに「Core i7-9750H」、GPUに「GeForce RTX 2060」を採用する点は変わらず、メモリーとストレージ容量に違いがある。本機はメモリー容量が16GB（DDR4-2400、8GB×2）、ストレージが512GBのM.2 PCIe SSDで、価格と性能のバランスを取った構成となっている。
右側面にはUSB 3.0ポート、USB 3.1 Type-Cポートを備える
左側面には常時給電に対応するUSB 3.0ポート1基、ヘッドフォンジャック、マイクジャック、セキュリティースロットを配置
背面には映像出力端子のHDMI×1、Mini DisplayPort×1、USB Type-C×1のほか、USB 3.0ポート、電源コネクター、有線LANコネクターが
SDカードリーダーは前面に配置
外観はゲーミングモデルらしくブラック一色で、本体サイズはおよそ幅359×奥行257×高さ29.9mm。ディスプレーの3辺のベゼルを狭めたナローベゼルデザインを採用したことで、従来の15.6インチモデルよりも若干の小型化を実現している。重量は約2.4kgで、さすがにゲーミングモデルだけあり、持ち運びにはそれほど向いていない。
日本語フルサイズキーボード
バックライト発光機能はあるが、カラーは制限されている
キーボードは107キーのテンキーあり日本語配列。キーピッチは18.2mm、キーストロークは1.8mmで、このサイズのノートPCとしてはまずまずの打鍵感だ。ノートPCにありがちなファンクションキーが小さい問題はあるものの、キー配置はそれほど特殊でもないため、このままゲームや簡単なチャットなどに使う分には大きな問題はないだろう。
キーボードバックライトは15カラーで、専用ソフトウェアによるカラーや輝度の制御に対応しているものの、発光パターンなどの詳細な調整はできない仕様となっている。実際の性能に関わる部分ではないため、特に気にしないという人も多いと思うが、好みのカラーに光らせたい、というユーザーは注意が必要だ。
ディスプレーは3辺のベゼルを薄くした狭額縁設計。これにより、ややコンパクトな筐体を実現しつつ、映像への没入感を高めている
ディスプレーは15.6型のノングレア液晶パネルを採用する。解像度はフルHD（1920×1080ドット）、リフレッシュレート144Hzに対応するゲーム向けのパネルなので、RTX 2060の性能を存分に発揮できるのは嬉しいポイントだ。なお、本体背面にHDMI端子、Mini DisplayPort端子、USB Type-C（オルタネートモード）を搭載し、本体ディスプレーと合わせて最大4画面の出力にも対応する。