各所にこだわりが詰まった「LIFEBOOK WA-X/D3」の外観をチェック
4K有機ELでハイグレードな映像体験、家に1台ほしい15.6型ホームノートPC
2019年11月09日 10時00分更新
富士通クライアントコンピューティングから、2019年冬モデルのフラッグシップとして4K有機ELディスプレーを搭載する15.6型ノートパソコン「LIFEBOOK WA-X/D3」が登場した。DisplayHDR 500 True Black認証を取得しており、締まった黒で写真・映像が楽しめるのが大きな特徴となっている。今回は、LIFEBOOK WA-X/D3の外観について紹介する。
各所にちらばるこだわりが、高級感につながっている筐体デザイン
LIFEBOOK WA-X/D3は、サイズがおよそ幅361×奥行244×高さ27mmで、重さは約2.1kg。どちらかというと自宅で据え置いて使うサイズ感だが、屋内でも持ち運びはまったく問題ない。リビングに家族が集まって旅行先などで撮影した写真を観たり、寝室で動画配信サービスの4KHDRに対応した作品を楽しんだりもできる。また、屋内での使用が主ではあるものの、カバンに入れて持ち運べなくはないので、帰省などのときに持って帰って両親に孫の写真や動画を見せるといった用途にも利用できる。
本体カラーはブライトブラックで統一されており、天板も中心にロゴがあるのみととてもシンプルな印象。また、パームレスト部分にはヘアラインが施されており、傷がつきにくく指紋も目立ちにくい。さらにキーボードのキートップは、本体と同色で側面に透明なプリズムクリアキーを採用するほか、スピーカー周りはダイヤモンドカット仕上げになっている。シンプルながら様々な箇所にみられるこだわりによって、高級感のあるボディーに仕上がっている。
狭額ベゼルの4K有機ELに臨場感あるスピーカーでコンテンツを堪能
LIFEBOOK WA-X/D3の最大の特徴が、前述の4K有機ELディスプレーだ。コントラスト比は100000:1、応答速度1ms、デジタルシネマ規格「DCI-P3」色域カバー率100%を実現している。映画や海外ドラマを動画配信サイトで楽しむのが普通になってきた今、NetflixやAmzon Prime Videoなどの4K HDR対応するコンテンツをノートパソコンで高クオリティーのまま観れるというのは、うれしいポイントだ。
また、標準ではDVDスーパーマルチドライブだが、BDXL対応のBlu-ray Discドライブも選択可能。Ultra HD Blu-rayの映画作品を用意すれば、家のどこでも高い映像クオリティーで映画が堪能できる。
さらに、オンキヨーと共同開発したスピーカーを採用するほか、Diracが提供する音響補正技術により臨場感のある音も実現。ノートパソコンながらしっかり広がる音で映像を楽しめるのもいい。リビングのテレビが利用できないときでも、映画など映像コンテンツを存分に楽しみたいという人には、かなりオススメできる。
そのほか、ディスプレーの周りのベゼルは左右が約7.8mmと狭いのも特徴。加えて、最近のトレンドとして左右のベゼルは狭くても上下が太いマシンも少なくないなか、LIFEBOOK WA-X/D3はしっかりと上下も狭額。とくに上部のベゼルは搭載するすべてのセンサーを小型化したことによって実現している。こういった細かい企業努力により、4K有機ELでの映像をより高い臨場感で楽しめるのだ。
LIFEBOOK WA-X/D3のキーボードは、筐体端まで使用したフルサイズキーボード。同社のノートパソコンではおなじみの、カーソルキーを少し下に配置するための「Fライン」を採用している。これにより、カーソルキーの上にあるエンターキーのサイズをしっかり確保でいているのは、個人的にはかなり好印象だ。
キーストロークは2.5mmと深めで、しっかりと押下感があるものの、タイプ音もうるさくない。LEDバックライトを内蔵しているので、暗い場所でも快適にタイピングできるのもありがたい。
LIFEBOOK WA-X/D3のインターフェースは、筐体右側にマイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、SDカードスロット、USB 2.0端子、光学式ドライブを、左側にUSB 3.1(Gen2、Type-C)端子、USB 3.0端子×2、HDMI端子、有線LAN端子を配置している。インターフェースはとても豊富で、様々な周辺機器を同時に接続できる。
1人で、家族で写真や映像を楽しめる1台
LIFEBOOK WA-X/D3は、自分の部屋や寝室では1人で、リビングでは家族みんなで写真や映像が楽しめるエンターテイメント性の高い15.6型ノートパソコンだ。有機ELパネルを採用しているので、より美しくコンテンツを堪能できるので、自宅で使うホームノートのディスプレーはこだわりたいという人は、LIFEBOOK WA-X/D3を検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-9750H(2.6GHz、6コア/12スレッド) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリー | 8GB/16GB/32GB |
ストレージ | 約500GB HDD/約1TB HDD/約256GB SSD(PCIe)+約1TB HDD/約512GB SSD(PCIe)+約1TB HDD/約1TB SSD(PCIe) |
ディスプレー | 15.6型(3840×2160ドット)、有機ELディスプレー |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ/Ultra HD Blu-ray&BDXL対応Blu-ray Discドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.1(Gen2、Type-C)端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅361×奥行244×高さ27mm/約2.1kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |