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パワーだけでなくスタミナも十分!

高性能・長時間駆動で出先でも快適に作業できる13.3型ノートPC「YOGA S730」

2019年10月27日 11時00分更新

文● 山口優 編集●北村/ASCII

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日々の生活を充実させるモダンPCとは?

 モダンPCとは、マイクロソフトが提唱する、スタイリッシュさと使い勝手のよさを両立したモバイルノートパソコンで以下のような特徴がある。

・SSD/eMMC搭載で処理が高速なのに加え、指紋認証やWindows Helloでの顔認証で簡単・安心ログインが可能。起動を高速化する「高速スタートアップ」も搭載
・薄くて軽いボディーで、外出先にも気軽に持っていける
・タッチ操作対応の2 in 1タイプで、ノートパソコンだけでなくタブレットとしても使用できる
・Microsoft Office搭載で日々の仕事を快適にこなせる

 Windows 7のサポート終了が迫る中、日々の生活をモダンPCでより充実・快適にしてみてはいかがだろうか。

LenovoのモダンPC「YOGA S730」

 Lenovoの「YOGA S730」は、アルミ素材を使用することで11.9mmという薄さと剛性の高さを両立したモバイルノートPCだ。シルバーが基調の洗練されたデザインを採用しており、自宅やオフィスだけでなくカフェなどでも積極的に使いたくなる1台に仕上がっている。

 本体には効率的な冷却システムが装備されており、極薄ながらパフォーマンスが高いのも特徴。前回は外観や装備を中心に紹介したが、今回は性能面を中心に実際の使い勝手をチェックしてみた。

動画の鑑賞はもちろん写真やビデオの編集も快適

 持ち運びがしやすくても、パフォーマンスが低いとストレスは溜まりがち。その点、YOGA S730は高性能な4コアCPUを搭載しており、比較的重い作業も快適に行なえる。おもなスペックは次の通りだ。

YOGA S730の主なスペック
CPU Core i5-8265U
(1.6GHz/最大3.90GHz)
Core i7-8565U
(1.8GHz/最大4.60GHz)
Core i5-10210U
(1.60GHz/最大4.20GHz)
Core i7-10510U
(1.8GHz/最大4.90GHz)
グラフィックス Intel UHD Graphics 620 Intel UHD Graphics
メモリー 8GB(LPDDR3)
ストレージ 256GB、512GB 256GB、512GB 512GB、1TB
ディスプレー フルHD(1920×1080ドット)
バッテリー 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー (固定式)

 直販サイトでは第8世代のCore i5-8265U/Core i7-8565Uを搭載した製品と、第10世代のCore i5-10210U/Core i7-10510Uを搭載した製品が併売されているが、今回試したのは第8世代のCore i5-8265Uを搭載したモデル。第10世代Coreプロセッサーモデルはパフォーマンスもバッテリーの持ちも向上しているので、試用機に比べると快適さが増しているはずだ。

 実際に使ってみて、まず印象に残ったのがOSやアプリの起動の速さ。とくに電源を投入してからデスクトップが表示されるまでの時間が短く、最初はスリープか休止状態から復帰したのかと勘違いしたくらいだ。

 そこでCrystalDiskMarkでストレージの速度を計測してみたところ、シーケンシャルリードが3500MB/秒を超える結果になった。これだけ速いと、こまめに電源をオンオフしてもあまりストレスを感じないのはうれしい。

CrystalDiskMarkの結果。シーケンシャルリードが3500MB/秒を超える。OSやアプリの起動が速いのもうなずける

 ふだん、ノートPCを使う際はメーラーやウェブブラウザー、SNSアプリ、Officeアプリなど、さまざまなアプリを同時に立ち上げて使用することが多い。薄型ノートの場合は負荷がかかって発熱すると処理性能が極端に落ちることがあるが、YOGA S730はそういった「重い」と感じることが少なかった。

 これは、キーボード部分に見えないように配置された通気口から効率的に空気を吸い込み、内蔵ファンでCPUなどのパーツを冷やす独自の冷却システムのおかげもあるのだろう。そのため、写真の現像や編集などの比較的負荷の高いアプリもサクサク動作した。

キーボードに隠された部分に二次通気口が設けられている

 客観的に性能を評価するため「CINEBENCH R20」や「3DMark」、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」などの代表的なベンチマークを実施してみたが、同クラスの薄型ノートに比べて1割ほど高いスコアになった。CPUや内蔵グラフィックスの性能を存分に生かし切る設計になっているといえる。

CPUの処理能力をテストする「CINEBENCH R20」では、マルチコアが1382pts、シングルコアが392ptsとなった。最新のデスクトップ向けCPU、第9世代Core i3-9100Fと同程度で、ノートのCPUとしてはかなり高性能。普段使いはもちろんだが、MS Officeや写真編集などのクリエイティブ用途でも十分快適だ

高性能なゲーミングPC向けの「3DMark Fire Strike」では1149という結果。DirectX 11ベースの重量級ゲームをフルHDで快適にプレイするには6000程度が目安なのでちょっと厳しい感じだ

同じDirectX 11ベースでも少し軽めのゲームを対象にした「3DMark Sky Diver」では4371というスコア。快適とは言い難いが、試しに遊んでみる程度なら十分楽しめそうな結果だ

ドラゴンクエストXは1920×1080ドット、フルスクリーンで計測。標準品質で「快適」の評価だった

1920×1080ドット、フルスクリーン、最高品質でも「快適」の評価だった

負荷の高いファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークは、1920×1080ドット、フルスクリーン、標準品質で「普通」の評価だった

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