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別枠できのこの山 VS たけのこの里も:

スシロー期間限定「本マグロ大とろ」脂たっぷりで超おいしいのに300円!!

2019年09月13日 16時00分更新

文● 篠原修司

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 スシローが8月30日(金)から9月16日(月)までの期間、「天然魚×赤シャリ祭」を開催しています。

 赤シャリには酒粕を2年熟成させて作ったという赤酢を使用。これが天然魚の旨味を引き出すとのこと。

 また、デザート部門で「きのこ党いちごパフェ」と「たけのこ党チョコパフェ」による「全国統一地方選挙inスシロー」も開催されています。

「天然魚×赤シャリ祭」のネタは?

 「天然魚×赤シャリ祭」では、本マグロを中心とした天然魚ネタが盛りだくさんです。

  • 本鮪大とろ(300円)
  • 大切り本鮪中とろ(150円)
  • 本鮪赤身(100円)
  • とろきんきの炙り(300円)
  • 本かますの炙り(150円)
  • ひらめの昆布〆(150円)
  • 生さんま(100円)
  • 真いかソーメンたらこのせ(100円)

 1貫ネタが多いため、味で勝負。それが赤シャリ祭です。

本鮪大とろ(300円)

 本鮪大とろです。身がとてもきれい。

 赤シャリなのでシャリにやや赤みを感じます。とは言え赤か白かで言えば、やはり白。比較用にノーマルシャリが欲しいところです。

 調べると赤シャリとは米からではなく酒粕を醸造して作った酢(赤酢)と米を混ぜ合わせたもので、スシローの赤酢は酒粕を2年熟成させているそうです。そういえば我が家の冷蔵庫にも眠ったままの酒粕があります。アレ、場所を取るんですよ。

 その赤酢でシャリを作るとほんのりと赤みがかった色になる。だから赤シャリ。真っ赤になるわけじゃあないんですね。

 そんな赤シャリの特徴は旨味成分のアミノ酸が米酢の2倍、穀物酢だと通常の3倍も含まれていることで――まあこれは赤いので通常の3倍と書きたかっただけですが――より美味しいらしいのです。

 その赤シャリにトロです。文句なしに旨い。脂たっぷりで胃にズシンときます。

 初手で食べましたが、最初に食べると胃袋の空き容量がグッと少なくなります。皆様はぜひ後半で手をつけてくださいませ。

大切り本鮪中とろ(150円)

 続いて大切り本鮪中とろです。

 やや中心が赤いかもしれませんが、まぐろの方が赤いですね。

 厚みはなかなかのもの。ただしややスジがあります。

本鮪赤身(100円)

 最後に本鮪赤身です。ネタとしてはきみが一番赤い。

 普通に美味しい赤身でした。でも100円で1貫なので、普段のマグロと比較するとお得かどうか難しいところです。

とろきんきの炙り(300円)

 とろきんきの炙りです。「トロ」と名乗ってますが、そんなに脂っこくありません。とてもお上品な「トロ」です。

 旨味も香りもよく、さすがの300円。回らないお寿司がスシローで回ってきたイメージです。

本かますの炙り(150円)

 本かますの炙りです。でっかい。

 そして炙ってあるため香ばしい。ボリュームもそうですが、噛めば噛むほど旨味が出てくるので満足感がヤバいです。

 150円でこの1貫、これは食べるべき一皿。

ひらめの昆布〆(150円)

 ひらめの昆布〆です。

 昆布の旨さがひらめにうつってます。熟成した感じ。身も厚いので食べごたえあります。

生さんま(100円)

 あんまり取れないとニュースでよく聞く生さんま。

 美味しいは美味しいんですが、まだ時期が早い印象でした。

真いかソーメンたらこのせ(100円)

 真いかにたらこを載せた一品です。

 食べると最初に大葉の香りがやってきます。

 香りは正直全部大葉が持っていきますが、たらこの塩気がイカの甘みを引き立てます。

期間限定メニュー

 続いて期間限定メニューです。なんか今期はエスニックなメニューがくわわってます。スシロー外国編デビューです。

牛すき焼きにぎり(150円)

 「これは肉だけでは?」と思うかもしれませんがよく見てください。シャリもあります。

 とにかく肉が大きいのでどうやって食べるのか悩みます。

 味も濃いめのため、めっちゃ肉食べてる感あります。

漬けごま真鯛(150円)

 漬け×胡麻×真鯛というコラボレーション寿司です。口に入れた瞬間、すごい胡麻感です。鯛は歯ごたえコリコリ。

 ヅケよりは刺し身のような印象が強いです。

つぶ貝めんたい和え(100円)

 つぶ貝の貝柱に明太子が和えられています。

 つぶ貝の貝柱は歯ごたえザクザク。口のなかから耳まで音が聞こえてきます。

 醤油をかけずにそのまま食べた方が美味しいです。つぶ貝の歯ごたえを楽しみましょう。

焼き赤にし貝(100円)

 焼いてある赤にし貝です。生よりも歯ごたえが柔めです。

 味はそんなにしないので、通常の赤にし貝の方が好きかな……。

傑作 鱧カツにぎり(300円)

 鱧カツにぎりです。鱧と書いてハモと読みます。皆さんは読めましたか? ボクはググりました。

 ハモは京料理によく出てくる魚です。お高いイメージがあります。骨が多くて食べにくいため、骨切りをどれだけできるかが味を決めるとか決めないとか聞きますが、今回はカツになっていて骨どころではありません。

 肝心なのは味です。食べるとマヨネーズと衣が全部持っていき、鱧? 鱧はどこ? という気持ちに。

 と言ってもこれは醤油をかけてしまったせいでした。そのまま食べるとじんわりと鱧の味がします。

 ただ、やっぱりジャンクです。カツにマヨネーズはジャンク感あります。

たっぷり野菜の特製ジャージャンロール(150円)

 肉味噌・きゅうり・パクチーで味付けされたシャリをサンチュで巻いて食べるお寿司です。

 肉味噌よりもパクチーがめっちゃ主張してきます。異国の寿司を食べてます。

 たっぷり野菜というよりたっぷりパクチー寿司です。そんなにパクチーの量はないんですけどね。

えびのスパイシーエスニック揚げ(300円)

 スパイシーなえびのエスニック揚げです。カレーっぽい匂いがすごいです。

 「揚げ」とあったのでさぞ重いだろうと警戒していたのですが、意外と衣はついてません。柔らかいので頭からそのままいけます。そして尻尾も柔らかいんです。これは食べやすい。

 ただしエスニックというかアジア感がすごいです。ご覧のとおりクミンたっぷり。

 これを食べると寿司の世界がおわります。ビールをください。

 かきもちもサクサクですが、香りがエスニックです。これはボクの知らないかきもちだ。

 添えてある野菜はししとうです。辛くはありませんでしたが、あたったときどれくらい辛いかはわかりません。

全国統一地方選挙inスシロー

 デザートの部ではきのこの山とたけのこの里による全国統一地方選挙が行われています。

きのこ党いちごパフェ(330円)

 まずはきのこの山から。

 きのこ党いちごパフェはいちごアイスとスポンジの土台に、バニラアイス・きのこの山・チョコクッキー・いちごフローズンがトッピングされています。

 上から見るときのこが土から生えているよう。

 ちなみに4年前(2015年10月撮影)のきのこの山パフェの写真がアルバムから出てきたので一緒に掲載しておきます。

 進化をお楽しみください。

たけのこ党チョコパフェ(330円)

 続いて我らたけのこの里です。

 たけのこ党チョコパフェはチョコアイスとスポンジの土台に、バニラアイス・たけのこの里・チョコクッキー・抹茶クッキー・バナナがトッピングされています。

 きのこの山と比べて緑があり、美しいたけのこの里が再現されているようです。もはや勝ったも同然。

 今年もたけのこの里が勝利することでしょう。

 ※記事内の価格表記は「税抜」です。



筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
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