秋冬モデルにニューラインアップ登場!
さらにビジネスモバイルに特化!薄くなったクアッドコア2in1モデル「レッツノートQV8」最速レビュー
2019年09月25日 11時00分更新
4コアCPUの採用などで大きく進化した性能・機能面
QVシリーズで採用しているCPUは、モバイル向けながらも4コア8スレッドとなるインテル第8世代コアWhiskey Lake-U。店頭モデルは4モデル用意されているが、そのうち上位の2モデルでCore i7-8565U、下位の2モデルでCore i5-8265Uが採用されている。
モバイルノートながらも4コア8スレッドとなるのが強み。メインPCとしても十分な実力があり、多くのソフトが快適に動作する。 |
これ以外のスペックは、メモリーが16GBもしくは8GB、SSDが512GBもしくは256GBといったもの。なお、SSDは4モデルすべてがPCIe接続となっており、ファイルの読み書きなどが大きなボトルネックとならない仕様だ。
各モデルの詳細な仕様は以下の表を参照してほしい。
レッツノート QV8シリーズの主な仕様 | ||||
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品番 | CF- QV8GFRQR |
CF- QV8GDGQR |
CF- QV8FDPQR |
CF- QV8FDGQR |
本体カラー | シルバー | |||
OS | Windows 10 Pro 64ビット | |||
ディスプレー | 12.0型(3:2)WQXGA+ TFTカラー液晶(2880×1920ドット) 静電容量式マルチタッチパネル、アンチリフレクション保護フィルム付き |
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CPU | Core i7-8565U 1.80GHz(最大4.60GHz) |
Core i5-8265U 1.60GHz(最大3.90GHz) |
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ストレージ | SSD:512GB(PCIe) | SSD:256GB(PCIe) | ||
メモリー | 8GB (拡張スロットなし) |
16GB (拡張スロットなし) |
8GB (拡張スロットなし) |
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光学式ドライブ | 非搭載 | |||
通信機能 | 有線LAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v5.0 |
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ワイヤレスWAN | LTE (nano SIM) |
非搭載 | ||
映像出力 | HDMI(4K60p出力対応)、VGA | |||
カメラ | 顔認証対応カメラ、有効画素数 最大1920×1080ピクセル(約207万画素) | |||
マイク | アレイマイク搭載 | |||
セキュリティ | 顔認証対応カメラ/指紋センサー(タッチ式)/TPM(TCG V2.0準拠) | |||
インターフェース | USB3.1 Type-Cポート(ThunderboltTM 3対応、USB Power Delivery対応)×1、USB3.0 Type-Aポート×3、LANコネクター(RJ-45)、 外部ディスプレーコネクター(VGA)、 HDMI出力端子(4K60p出力対応)、 ヘッドセット端子(マイク入力+オーディオ出力) |
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キーボード | OADG準拠キーボード(86キー): キーピッチ19mm(横)/15.2mm(縦)(一部キーを除く) |
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ポインティングデバイス | ホイールパッド、静電タッチパネル(10フィンガー対応) | |||
駆動時間 | 約10時間 | |||
サイズ | 273.0(W)×209.2(D)×18.7(H)mm (突起部を除く) | |||
重量 | 約0.979kg | 約0.949kg | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2019 |
では、実際どのくらいの性能があるのか、Core i5-8265U、8GB メモリー、256GB SSDといったスペックとなる「CF-QV8FDGQR」を使い、定番ベンチマークソフトで性能を少し見てみよう。
CPU性能は、CGレンダリング速度からCPU性能を測る「CINEBENCH R20」を使用。マルチスレッドの効果が出やすいベンチマークソフトだが、それだけにCPU本来の性能を比較しやすい。
CINEBENCH R20の結果がこちら。マルチスレッドで1111pts、シングルスレッドで346ptsという結果になった。 |
比較対象がないと性能が高いかどうかがわかりにくいため、メモリー搭載量などの条件は変わってしまうものの、参考までに手元のデータと比較してみよう。Core i7-8565Uを搭載したレッツノートSV8のスコアは、マルチスレッドで1479pts、シングルスレッドで463ptsとなっていた。CPUに差があることもそうだが、さすがに薄型ということもあって冷却性能で余裕のあるSVシリーズまでは届かないようだ。
なお、CPUのCore i7-8565UとCore i5-8265Uは発熱状況によって大きく動作クロックが変動し、ベンチマーク結果もゆらぎやすい。実際、他社製も含むCore i7-8565Uを搭載した薄型モバイルノートのスコアは、手元のデータだけでも1117~1479ptsとかなり幅広くなっている。このことを考慮すれば、Core i5-8265Uで1111ptsというスコアは悪くないどころか、かなりいい方だといえるだろう。
SSDの速度は「CrystalDiskMark」で計測。一般的なSATA接続のSSDではシーケンシャルアクセスで550~600MB/sあたりが限界となるが、PCIe接続のSSDではどうだろうか。
CrystalDiskMarkによるストレージ性能。シーケンシャルリードで3500MB/s以上、ライトで2300MB/s以上と、期待通りの速度だ。 |
シーケンシャル性能を見ると、SATA接続と比べ性能は4倍近くにまで向上していることがわかる。また、ランダム性能も高くなっているため、ソフトの起動といった動作もさらに高速化することが期待できる。ソフトの起動やファイルの保存といったストレージへのアクセスは頻繁に行われるだけに、体感速度の向上に役立ってくれるはずだ。
そしてもうひとつ、機能面で忘れてはならないのが、生体認証機能。レッツノートシリーズでは多くのモデルで顔認証用のIRカメラが搭載されてきたが、QVシリーズではさらに指紋センサーも搭載。カメラに顔を向けるだけでロックを解除できる顔認証と、手で触れるまで解除されない指紋認証、好みの方を選べるようになった。
顔認証用のカメラは液晶上部に装備。もちろん、スタイルをタブレットに変更した場合でも利用できる。 |
新たに追加された指紋センサーはパームレストの右寄り、キーボードの下に装備されている。指をスライドする必要はなく、載せるだけで認識してくれる。 |
ちなみに、この秋冬モデルからはLVシリーズ、SVシリーズでも全モデルで指紋センサーが搭載されている。
もちろん、パナソニックのショッピングサイト「パナソニックストア」では、レッツノートQV8にもWeb直販モデルが用意されている。
Web直販モデルは、以下の特長がある。
●CPUにvProTMプロセッサーを搭載
・CoreTM i7-8665U vProTM 1.90 GHz(最大4.80GHz)
・CoreTM i5-8365U vProTM 1.60 GHz(最大4.10GHz)
●SSD(PCIe)は最大2TBまで選択可能
●シルバー筺体に加え、ジェットブラック筺体を選択可能
●カラー天板/ホイールパッドのカラーカスタマイズが可能
●標準で4年無償保証、5年保証/5年特別保証プレミアムも選択可能
●外観や中身の点検・クリーニングを行うレッツノート・クリニックも利用可能
また、パナソニックストアでは、以下の3つのキャンペーンも行っている。
「QVシリーズ」購入者特典 オリジナル名刺ケースと本革ケースのプレゼントキャンペーン
パナソニックストアで「QVシリーズ」を購入した方にオリジナル名刺ケースと本革ケースをプレゼント!
・キャンペーン期間:2019年9月24日~10月15日
「QVシリーズ」登場特別企画 QVクイズキャンペーン
QVシリーズ登場記念として、「QVシリーズ」にまつわるクイズを実施。5問全てに正解するとOffice半額クーポン(通常、税別+2万5000円が税別+1万2500円に)をプレゼント
・キャンペーン期間:2019年9月24日~10月15日
パナソニックの通信サービスWonderlink「LTE無料キャンペーン」
レッツノート全シリーズを対象に、期間中LTEモジュールをカスタマイズされた方にパナソニックの通信サービスが無料で試用可能に!通信サービス契約で、初期費用+3ヵ月無料!
・キャンペーン期間:2019年9月24日~11月19日
よりモバイルに特化し、幅広い用途で使える理想の2in1モデル
レッツノートシリーズは基本的に持ち歩きを重視し、軽さと頑丈性、そして長いバッテリー駆動時間とで人気を勝ち取ってきたシリーズだ。12インチのQVシリーズは12.1インチのSVシリーズと被ってしまうようにも思えるが、光学式ドライブ非搭載で薄型、そしてスタイルを変えられる2in1モデルという点で、SVシリーズよりもモバイル用途の幅が広くなっているのが強みだ。
小型2in1モデルとなるとすでにRZシリーズがあるが、こちらは10.1インチとさらに小さく、CPUも2コア4スレッドと弱めになっているため、あくまでサブ機として使う用途に特化されている点で住み分けができている。
職場や会議室の移動で便利な大画面のLVシリーズ、光学式ドライブ内蔵でメインPCとしても使えるSVシリーズ、小さくて軽いサブノートのRZシリーズというラインナップに加わった新しいQVシリーズは、高性能で軽く、用途に応じて自由に変形できるという柔軟性が魅力。
しっかりとした性能があり、どこにでも気軽に持ち出せるのが何より心強い。出張や外出の多いビジネスマンにとって頼りになる、最強の相棒となってくれるだろう。
(提供:パナソニック)