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ルンバと連携させれば掃除機かけと床拭きが全自動に:

ルンバ最強の弟が誕生「ブラーバ ジェットm6」

2019年07月23日 13時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田 諒ですこんにちは。仕事と育児に追われて掃除さえままらない日々をロボット掃除機に助けてもらっています。ロボットがいなければ足の裏は砂とホコリと髪の毛と謎の黒いもので汚れまくっていたことでしょう。

 ロボット掃除機の老舗アイロボットジャパンは7月23日、「ルンバ」の弟分にあたる床拭きロボット最上位機種「ブラーバ ジェットm6」を発表しました。カメラセンサーを備えて部屋の状況を学習するルンバ同様のマッピング機能を備え、ルンバが掃除を終えたあと自動的に床拭きを始める連携機能も加えました。7月26日発売、直販価格6万9880円。

部屋のマップを作れる

 ブラーバは専用クローニングパッドを取りつけることで床を拭き掃除するロボット。「ウェットパッド」(水拭き)、「ドライパッド」(から拭き)という2種類の使い捨てパッドを同梱します。下位機種ブラーバ390jと違ってクイックルのような市販のシートは使えませんが、洗ってくりかえし使える「クリーニングパッド」がついてきます。

水をふきかけて水拭きする

 ルンバ上位機種と同じようにカメラセンサーを備え、自分の位置を推定し、部屋の状況を学習して記憶する制御技術「iAdapt 3.0 ビジュアルローカリゼーション」に対応。掃除する部屋を間取りごとに記憶して「キッチン」「リビング」など名前をつけて管理できます。アプリからマップを呼び出し「キッチンだけを掃除して」といった指示もできます。

 さらにルンバi7シリーズと連携し、ルンバが掃除を終えたあと自動的にブラーバが起動して拭き掃除をできる機能も加わりました。2019年末までにはルンバ900シリーズとの連携も可能になります。900シリーズ以前のルンバは対応未定。Wi-Fiにつながる通信機能の有無ではなくマッピング機能がある機種同士で連携をしている形です。

 バッテリーは着脱式から内蔵式に変わり、ブラーバとしては初めてホームベース(充電ドック)を備えました。電池残量に応じて自動で戻って充電します。掃除が終わっていない場合は、充電終了後に自動で再開します。全体的にルンバと同じような振る舞いをするようになった格好です。

ホームベースに自動で戻る

 スマートスピーカーにも対応し、GoogleアシスタントやAmazon Alexaから話しかけるだけで起動が可能になっています。

スマートスピーカーにも対応

 これまでブラーバを使うときはあらかじめ掃除機をかけておく必要がありましたが、新しいブラーバをルンバと連携させれば「掃除機かけ→床拭き」が全自動に。アプリで運転スケジュールを設定しておけば運転スタートのボタンを押す手間さえなくなり、さながら家中が自動的にきれいになるシステムを導入したような状態になります。

 ブラーバが水拭きをした後の床は、はだしで歩いても気持ちいいほどさらっとしています。アイロボットジャパンはルンバとブラーバを「最強タッグ」とプロレスのように表現していますが、たしかに現状最強にして唯一のロボット兄弟と言っても過言ではなさそうです。




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