「Devil May Cry 5」も100fps以上をキープ!144Hz対応で22万円台のゲーミングノートPC
RTX 2060が威力を発揮し注目ゲームも余裕
最後に、実ゲームでの性能をフレームレートで計測してみた。計測に使ったアプリは「FRAPS」で、1分間プレイしたときの平均値を出してみた。
最初に計測したのは、フロム・ソフトウェアの「SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE」(以下SEKIRO)。「DARK SOULS」シリーズの「死にゲー」の流れをくむ完全新作アクション・アドベンチャー。戦国時代末期を舞台に忍びになってプレイしていく。
SEKIROは、操作をちょっと間違えるとすぐに死んでしまうほどにシビアなゲームなので、できるだけ快適にプレイしたいところ。対応フレームレートは最大で60fpsなため、144Hz駆動を活かせないが、品質「最高」設定でどこまで快適に動作するかが気になるところ。
結果はほぼ60fpsで張り付き、平均フレームレートで59fpsとかなり快適。最小でも57fpsと、ほぼ下がっていないので、フレームレートが落ちていることに気づかない人も多いはず。今回はゲーム前半での検証なため、エフェクトが多い後半のボス戦などでは、やや落ち込むことがあるだろうが、基本的にはとても快適にプレイできるだろう。
次に、約10年ぶりとなるナンバリングタイトルで、すでに全世界出荷200万本を突破したカプコンの「Devil May Cry 5」で検証を行なった。初めてプレイする人でもサクサクと技が出るようなオートアクション機能も備わっていたりと評判も良く、シリーズのファンから新規ユーザーにまで、高い評価を得ている。
画質は初期設定でプレイしている。PC版はディスプレーの駆動周波数を設定できるので、144Hz駆動の液晶が活きてくるのでオススメだ。ボス戦など、エフェクトの多い重いシーンでは、ややフレームレートが落ちることがあるが、基本的には140fps前後のフレームレートをキープ。
最小値は86fpsと100fpsを切っているが、これはたまにプレイ中に入るムービーシーンの時のみで、ゲーム操作中は重いシーンでも105fps前後に落ちる程度。60fpsどころか常時100fps以上と高いフレームレートを維持できるので、アクション性の高いゲーム「Devil May Cry 5」が、滑らかな映像で快適に楽しめた。
プレイして感じたのは、ゲーミングノートPCの多くに言えることだが、ファンがフル回転することが頻発し、せっかくのサウンドがその音でかき消されてしまうこと。より没入感を高めるならヘッドホンを装着したほうがオススメだ。
とはいえ、今回評価した「NEXTGEAR-NOTE i7930GA1」は、フルHDでなら最新PCゲームですらほぼ最高に近いフレームレートで快適にプレイでき、高速なNVMe対応512GB SSDを備え、税別22万9800円と考えれば決して高くない。また、5月9日(木)までは期間限定で2万円引きとなっているので、さらにお得だ。
残念ながら、現在は対応ゲームが少ないため、やや鳴りを潜めたリアルレイトレーシング対応のNVIDIA「GeForce RTX 2060」を搭載しているため、今後登場するレイトレーシング対応の次世代PCゲームをプレイできることも考慮に入れて購入を検討するのもアリ。
WQHD以上の高解像度液晶ディスプレーに接続してプレイすることを考慮しなければ、最高画質でほとんどのPCゲームがとても快適にプレイできるスペックは魅力的。2019年は10月に増税も控えているので、今年PCの買い替えや、購入を検討しているなら、選択肢のひとつとしてみては?