ASUS JAPANは3月14日、GeForce GTX 1660を搭載する「The Ultimate Force(TUF)Gaming」シリーズ初とうたうビデオカードを含む計2製品「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」と「PH-GTX1660-O6G」を発表した。販売開始は3月22日以降で、予想実売価格は3万2000円前後から。
両モデルともに、防塵規格のIP5Xに対応する「IP5X対応防塵ファン」を搭載。粉塵が浮遊する環境でも問題なく動作でき、ホコリが集まりやすいPCケースの中でも、長期間にわたり性能の劣化なく使い続けられるという。
従来のスルーホールと表面実装部品のはんだ付けは別々の段階でする必要があったが、すべてのはんだ付けが1回の工程で可能。部品の熱的負荷を軽減し、洗浄薬品の過剰な使用を避けることで、信頼性の高い製品を生み出したとのこと。
ファンの軸受けに2つのボールベアリングを使用しており、従来のスリーブベアリングを使用するファンと比べて、最長2倍の長寿命を実現したとしている。
TUF-GTX1660-O6G-GAMINGは、高密度に実装されたPCB基板バックプレートを装備した。構造的な剛性を付加して基板の歪みを防ぎ、コンポーネントや回路を損傷から保護できる。
出荷前に実施するパフォーマンスとストレステストはFortnite、League of Legends、Overwatch、PlayerUnknown's Battlegroundsのような最新のトップタイトルゲームで実行した。144時間の安定性テストと、一連の3DMarkベンチマークテストを含む信頼性試験も実施しているとのこと。そのほか、スペック以下のとおり。
ブーストクロックは1815 MHz(OCモード時 1845MHz)。ベースクロックは1530MHz(OCモード時 1560MHz)。メモリークロックは8002MHz、メモリーインターフェースは192bit、ビデオメモリーはGDDR6 6GB。搭載ポートはHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1。補助電源コネクターは8ピン×1。サイズは205×123×46mm。
PH-GTX1660-O6Gは、ファンブレードの先端部分に航空機のウイングレットのような曲げをくわえた、独自形状の「ウイングブレード」を搭載することで、ファンの風圧を向上。通常のファンと比べて、同じ回転数でも強力な風を送り、低い回転数でも十分な冷却性能を実現するとしている。
リアルタイムハードウェアモニター機能とリアルタイムオーバークロック設定機能を搭載する、ビデオカード設定ソフト「GPU Tweak II」を用意した。本ソフトを使うと、Windowsからビデオカードの状態を細かく把握したり、詳細なオーバークロックの設定をしたりできる。そのほか、スペック以下のとおり。
ブーストクロックは1800MHz(OCモード時 1830MHz)。ベースクロックは1530MHz(OCモード時 1560MHz)。メモリークロックは8002MHz、メモリーインターフェースは192bit、ビデオメモリーはGDDR6 6GB。搭載ポートはHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1。補助電源コネクターは8ピン×1。サイズは174×121×39mm。
TUF-GTX1660-O6G-GAMINGは販売開始が3月下旬からで、予想実売価格は3万5600円前後。PH-GTX1660-O6G販売開始が3月22日からで、予想実売価格は3万2000円前後。