ASUSは11月22日、同社のゲーミングブランド「ROG」シリーズのNVLink SLIブリッジ「ROG-NVLINK-4」「ROG-NVLINK-3」を販売開始した。RTX 2000シリーズでSLIを構築するためには必須となるNVLinkブリッジだが、国内で入手できるブリッジはそれほど多くないため、貴重な選択肢のひとつとなる。
編集部では、同製品とRTX 2080 Ti搭載グラボ「ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING」で実際にSLI環境を構築してみた。使用感やベンチマーク結果などを紹介しよう。
電源ONでROGロゴが浮かび上がるオシャレ仕様
「ROG-NVLINK」は、NVIDIAのGeForce RTX 2080 TiおよびGeForce RTX 2080搭載グラフィックボードのSLI環境構築に使用するNVLink SLIブリッジ。RTXシリーズのSLIはGTX 10シリーズと方式が変わっており、ブリッジやコネクターにも互換性がないため、従来のSLIブリッジを持っているユーザーもあらたにNVLink SLIブリッジを購入する必要がある。
外観上の特徴は、鏡面仕上げの上部パーツと、通電時に浮かび上がるROGロゴだ。ロゴは合わせ鏡のような奥行きがあり、In WinのPCケース「805 Infinity」のインフィニティミラーに近い見栄えとなっている。ASUSのLED同期技術「Aura Sync」にも対応しており、カラーやパターンの変更が可能。見栄えを最大限生かすのであれば、ROGブランドの製品と合わせて利用するのがもっともスマートだろう。
2モデルはスロットの間隔が異なり、「ROG-NVLINK-4」が間隔80mm、「ROG-NVLINK-3」が60mmで、それぞれマザーボード上のPCIeスロットの3スロットぶん/4スロットぶんに対応する。実売予想価格は両モデルとも1万4000円前後。