ゲーム系ベンチマークやゲームプレー中のフレームレートを計測
RTX 2080 Ti搭載PCレビュー CoD: BO4で144Hz以上をキープ!
2018年11月02日 07時00分更新
ユニットコムのゲーミングパソコンブランド「LEVEL∞」から、GeForce RTX 20シリーズを搭載するBTOパソコンが登場している。GeForce RTX 20シリーズは、新たに「Tensorコア」と「RTコア」が追加され、DLSSやリアルタイムレイトレーシングといった機能に注目が集まっている新GPUだ。
新機能は、対応ゲームの登場を待ちわびているという状態だが、単純にGeForce RTX 20シリーズがどれくらいの性能を持っているのか気になる人も少なくないだろう。そこで今回は、GeForce RTX 2080 Tiを搭載するゲーミングパソコン「LEVEL-R037-i7K-XYR」(関連記事)で、様々なゲームのベンチマークを計測してみた。
LEVEL-R037-i7K-XYRは、Core i7-8700K(3.7GHz)、GeForce RTX 2080 Ti(11GB GDDR6)、16GBメモリー、240GB SSD、1TB HDDという構成だ。SSDが240GBと少なめだが、BTOカスタマイズでSerial-ATAであれば960GB SSD、NVMe対応のM.2 SSDであれば1TBまで選択できる。おもなスペックは以下のとおり。
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | LEVEL-R037-i7K-XYR [Windows 10 Home] |
CPU | Core i7-8700K(3.7GHz) |
グラフィックス | GeForce RTX 2080 Ti(11GB GDDR6) |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 240GB SSD、1TB HDD |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.0端子×5、USB 2.0端子×2、有線LAN端子、PS/2コネクター、アナログ8chサウンド(ビデオカードの外部出力はHDMI端子、DisplayPort×3、USB Type-C端子) |
サイズ | およそ幅190×奥行477×高さ432mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格(税別) | 29万2980円 |
ほとんどのゲームは60fps以上で遊べる
大作を4Kでのプレーも視野に入る
まず計測したのは、「レインボーシックス シージ」が用意しているベンチマーク。せっかくなので、総合品質をカスタムにし、テクスチャーを超高、LOD品質を最高、シャドウを超高など、できるだけ最高設定にして計測してみた。さすがにフレームレートは平均が90.3fps、最大114.1fps、最少が65.0pfsと、144Hzには届かなかったものの、それでも60fpsは軽くクリアしている。設定次第では、144Hz張り付きでのプレーもできそうだ。
「レインボーシックス シージ」のベンチマーク結果 | |||
---|---|---|---|
最少 | 平均 | 最大 | |
全般 | 65.9fps | 90.3fps | 114.1fps |
開始 | 65.9fps | 104.5fps | 110.9fps |
エントランス | 80.7fps | 92.0fps | 109.0fps |
ビリヤードルーム | 83.2fps | 92.0fps | 108.5fps |
ガーデン | 95.4fps | 105.4fps | 114.1fps |
続いて、「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」のベンチモードを計測。解像度は1920×1080ドットに設定し、アンリエイリアスの設定を「TAA」「SMAA」「SMAAT2x」「SMAA4x」に変更して計測した。
もっとも重たいSMAA4xだと、平均フレームレートは103fpsまで落ちるが、それでも余裕で60fps越え。これだけの実力があれば、より高解像度や高い設定でのプレーも期待できるだろう。
最後に、「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」(以下、CoD: BO4)をプレーした際のフレームレートを、Frapsを使って計測してみた。CoD: BO4は、大きく「マルチプレイ」「BLACKOUT」「ゾンビ」の3つのモードが遊べるが、今回はマルチプレイの「チームデスマッチ」で計測した。
コール オブ デューティ ブラックオプス 4のフレームレート計測結果 | |||
---|---|---|---|
平均 | 最少 | 最大 | |
1回目 | 220.862fps | 168fps | 289fps |
2回目 | 186.277fps | 124fps | 250fps |
3回目 | 234.090fps | 227fps | 248fps |
結果は、3回とも平均が144Hzを超えており、別途対応ディスプレーを用意すればぬるぬるエイムが可能だ。GeForce RTX 2080 Tiを搭載するLEVEL-R037-i7K-XYRは、ガチFPSゲーマーを目指して性能面で不満を覚えたくないという人にオススメできるマシンといえるだろう。
LEVEL-R037-i7K-XYRの価格は、31万8578円から。パソコン工房では、LEVEL∞の第9世代のCore i7-9700KとGeForce RTX 2080 Tiを搭載するゲーミングパソコンも販売開始している。すべてのパーツを最新にしたいというのであれば、そちらを選択したほうがいいが、LEVEL-R037-i7K-XYRが搭載するCore i7-8700Kも、ゲームを快適に遊ぶ実力は十分にある。
ゲームを遊ぶうえで1番重要といえるGPUを最新かつ最上位のGeForce RTX 2080 Tiにし、そのほかのパーツの性能をおさえてなるべく出費をおさえたいという人は、LEVEL-R037-i7K-XYRを検討してみてはいかがだろうか。