通信モジュール選定、クラウド構築、スマホアプリ開発をワンストップで提供
ソフトバンクC&Sが中国Tuyaと提携、最短15日で家電をIoT化
2018年10月19日 13時30分更新
ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンクC&S)は2018年10月16日、中国Tuya Global Inc.とパートナー契約を締結し、家電製品をIoT化するソリューション「Tuya Smart」の国内提供を開始した。
Tuya Smartは、家電のIoT化に必要な通信モジュールの販売、クラウド環境の構築、スマートフォンアプリの開発をワンストップで提供するもの。グローバルで1万社以上が利用しており、出荷製品数は2000万個を超える(Tuya Global Inc.調べ)。一般的に、製品のIoT化のプロセス(Wi-FiやBloetoothなどの通信モジュールの選定、収集したデータを処理するクラウド環境の構築、機器を制御するスマートフォンアプリの開発など)には数カ月を要するが、Tuya Smartを導入することで開発期間を最短15日まで短縮できるとする。
通信モジュールには、一般家電用途に加えて、照明、医療用センサー、交通工業向けのWi-Fi/Bloetooth/Zigbeeモジュールが選択可能。専用ゲートウェイが必要なIoT製品と比較して、Wi-Fiルーターと接続できるモジュールを採用することで、家電のエンドユーザーが簡単にIoT機能を利用できるようにする。また、スマートフォンアプリからは、Tuya Smartを利用する複数の製品を操作でき、Amazon AlexaやGoogle Homeなどのスマートスピーカーと連携する機能も備える。
Tuya Smartを活用した先行事例として、ソフトバンクグループの「+Style」ブランドから、オリジナルのスマート家電「スマートロボット掃除機」「スマートアロマミストポッド」「スマート加湿器」の3製品を10月24日から順次発売する。