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iOS 12新機能ガイド 第8回

機械学習がベストショットを選ぶ!

【iOS 12新機能】あなたへオススメ画像「For You」写真アプリが進化

2018年10月19日 09時00分更新

文● 山崎潤一郎 編集●飯島恵里子/ASCII

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 写真アプリに「For You」というボタンが、新設されました。これは、被写体、構図、顔検出、撮影日時、位置情報など写真のメタ情報から、iPhoneが特定のテーマで写真をまとめてくれたり、ベストショットを選び出してくれる機能です。

 iOS 10から実装された「Advanced Computer Vision」と呼ばれる一種のディープラーニングが、バックエンドで動くことで実現しています。iOS 12ではより進化しています。

 ここには、「メモリー」「おすすめの写真」「共有の提案」「共有アルバムアクティビティ」「エフェクトの提案」などの項目が並びます。ただし、表示される項目は固定ではなく、iPhoneの判断で適宜変更や並び替えが実施されるので、ここで紹介した項目が自分のiPhoneに表示されないからといって心配は無用です。

「For You」の使い方

① 「メモリー」という項目が表示される場合があります。その名が示すとおり、顔検出、日時、場所などから思い出のアルバムを自動で作ってくれる機能です。「すべて表示」をタップすると、たくさんのアルバムが並んでいます。「そういえばこんなことがあったなあ」と思いを馳せるのもいいものです。

② 筆者の場合「メモリー」内に昨年の秋に倉敷〜京都を旅したときのアルバムが自動でまとめられていました。試しにタップします。

③ タップすると、アルバムが開くのでバナーローテーションの右下にある再生ボタンをタップしましょう。それっぽいBGMと共にスライドショーが始まります。

④ スライドショーの最中に画面をタップするか、あるいは終了後には、図のような画面になり、BGMを選んだり、スライドショーの尺を3段階で変更することが可能です。

⑤ 「For You」には「メモリー」の他、「おすすめの写真」という項目もあります。これはiPhoneがベストショットと判断した写真をズバリ!表示してくれるものです。かなり的確に良い写真をピックアップしてくれるので信頼に足る機能です。

⑥ 他に、機種によっては「エファクトの提案」という項目も表示されます。図の例は、ポートレートモードで撮影した写真に対し「スタジオ照明」という写真全体を鮮やかにするエフェクトを適用しませんか、という提案をしてくれているわけです。

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