ユニットコムの「STYLE-11HP014-C-CES」(関連記事)は、バッグにすっぽり収まるコンパクトな11.6型エントリー向けノートパソコンだ。
どこでも手軽に持ち歩ける携帯性のよさに加えて、標準で8GBメモリーを採用。さらに、高速なデータアクセスを実現する120GB SSDを搭載している。これだけの使い勝手を実現しながら、標準構成で5万8298円からというコストパフォーマンスも魅力といえる。それでは、一般的な作業やより高負荷な処理を実施した場合の実用性はどうなのだろうか。いくつかのベンチマークテストで、さらなる実力をチェックしてみた。
まず、パソコンの総合的な力を見るベンチマークである「PCMark 8」と「PCMark 10」の結果は以下のようになった。
総合スコアはPCMark 8が2059、PCMark 10が1783と、コンパクトなエントリー向けノートパソコンとしてはまずまずのスコアを記録。これくらいの実力があれば、メールやウェブブラウジングなど一般的な作業などはサクサクとこなせるだろう。
3D性能が測定できる「3DMark」を実行してみたところ、「Fire Strike」が406、「Sky Diver」が1358、「Time Spy」が118となった。CPU内蔵GPUのため、別途GPUを搭載したノートパソコンなどと比べれば低め。高負荷な写真や動画の編集などは厳しいだろう。
ライトなゲームタイトルなら設定次第で遊べる!
では、3Dゲームタイトルがどの程度まで動作するのかをチェックしてみたい。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を1366×768ドットのフルスクリーンモードで実行してみた。その結果、最も負荷の低い「標準品質(ノートPC)」で「設定変更が必要」となった。
FF XIVのベンチマーク結果を受けて、よりグラフィックスの負荷が低い「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」を、1280×720ドットのフルスクリーンモードで実行してみた。こちらは「グラフィック設定」が「低品質」と「標準品質」で「普通」、「最高品質」で「やや重い」という評価になった。
これらのベンチマーク結果から、グラフィックスへの負荷が高いタイトルは厳しいものの、ライトなタイトルであれば設定次第で遊べなくもないのがわかった。もちろん、よりお手軽なブラウザゲームなどは快適に楽しめる。
STYLE-11HP014-C-CESは、いつでも手軽に持ち歩けるコンパクトさと、8GBメモリー、120GB SSDを中心としたバランスのよいスペックを兼ね備えたノートパソコンに仕上がっている。加えて、標準構成で5万円台からというお手頃な価格帯もおすすめポイントのひとつだ。外出先で使いやすいコンパクトノートパソコンの購入を考えている人は、候補に加えてみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | STYLE-11HP014-C-CES |
CPU | Celeron N4100 |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 600 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 120GB SSD |
ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子、UBS 2.0端子×2、HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅292×奥行206×高さ28mm/約1.14kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |