ユニットコムの「STYLE-11HP014-C-CES」は、どこでも手軽に持ち歩けるコンパクトなエントリー向けの11.6型ノートパソコンだ。CPUはコストパフォーマンスに優れたCeleron N4100(1.1GHz)を搭載し、メモリーは8GB。ストレージは120GB SSDを標準で搭載しており、OSや各種アプリケーションの起動、データの保存などがスピーディーにできる。サッと取り出して快適に使える、機動性の高さが特徴といえる。加えて、5万8298円からとリーズナブルな価格で購入できるのも魅力だ。
低価格ながらバランスのよいスペック
今回は基本構成で、Windowsの基本的な性能を評価するプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)を実行してみた。結果は、「一番低いサブスコア」となっている「グラフィックス」こそ「4.5」だが、そのほかの項目については「プロセッサ」と「メモリ」が「8.7」、「プライマリ ハードディスク」が「8」。コンパクトなエントリー向けノートとしては優秀なスコアを記録。サクサクと動く使用感は、こうしたバランスのよいスペックから生み出されているわけだ。
STYLE-11HP014-C-CESのGPUには、CPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 600が採用されている。第8世代Coreプロセッサーから「HD」が「UHD」となったことで、新たに4K出力に対応しているのも魅力のひとつだ。「WinSAT.exe」の結果ではグラフィック項目のスコアが低めだが、ウェブブラウジングやメールの送受信など一般的な作業なら快適に利用できる。
CPU利用率が上がっても挙動は安定
では、実際の使用でどの程度の負荷がかかるのかを検証するため、ウェブブラウザー利用時のCPU利用率をチェックしてみた。まず、ASCII.jpのトップページを表示した場合、ウェブブラウザーの起動時こそ瞬間的に100%の負荷がかかるが、その後すぐに落ち着き20%前後で推移している。
YouTubeのフルHD動画再生については、ウェブブラウザーの起動時およびシアターモードでの表示初期で100%まで上昇。約30秒で下がり始め、最終的に15%前後で落ち着く結果となった。なお、CPU利用率が100%に達している際も、とくに映像のカクつきはなかった。
今回のテストでは、ブラウジングと動画視聴、いずれの場合もCPU利用率のピーク値が100%まで達しているが、負荷によって画面が一時的にフリーズしたり、高負荷状態で排熱ファンの音や発熱が気になったりすることもなかった。あくまでもコンパクトな11.6型エントリー向けノートパソコンである点を考慮して、大量のアプリケーションを同時起動させないように習慣付ければ、より快適に使えるだろう。
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | STYLE-11HP014-C-CES |
CPU | Celeron N4100 |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 600 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 120GB SSD |
ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子、UBS 2.0端子×2、HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅292×奥行206×高さ28mm/約1.14kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |