凹凸がほぼないデザインでカバンにスッキリ収納
カバンにスルっと入る低価格11.6型ノートPCは打ちやすいキーボードも魅力
マウスコンピューターの「m-Book C100SN-S2」は、11.6型ディスプレーを搭載するモバイルノートパソコンだ。6万2424円からとコストパフォーマンスにも優れており、モバイル初心者にオススメの1台といえる。前回は、外観やインタ-フェースについて紹介したが、今回は筆者が実際に使ってみた感想をレポートする。
どこでも使えるフットプリントの小ささと打ちやすいキーボード
m-Book C100SN-S2のフットプリントは、およそ幅292.4×奥行き206.5とA4サイズよりわずかながら小さくなっている。このコンパクトさは、様々な場所で使いたいモバイルノートとしてはうれしいポイントだ。
キーボードはテンキーなしではあるものの、左右にCtrlキー、Altキーをきちんと備えた標準的な87キー配列を搭載。メイン部分のキーピッチは約17.43mmを確保し、キーストロークは約1.7mmと深め。実際に打った感覚は、軽くて柔らかく、わずかなクリック感があり打ちやすい。普段はデスクトップ用のフルキーボードを使用している筆者も、すぐに違和感なくタイプできた。
ただし、写真をみると最下段のCtrlキーやFnキー、ウィンドウズキー、Altキー、変換キーなどは一般的なキーボードより少し狭くなっているため、気になる人はいるかもしれない。また、右側のカーソルキーやシフトキー、エンターキーあたりも同様だ。コンパクトさとのトレードオフなので仕方ないところである。とはいえ、このサイズは使っているとすぐ慣れるレベルなので安心してほしい。
タッチパッドは、ほぼパームレストの中央に位置し、広さも十分。クリックボタンは1ボタンデザインだが実際には中央部分が押せなくなっており、実質的に2ボタンのように使える。
凹凸がほぼないデザインでカバンにスッキリ収まる
m-Book C100SN-S2は、天板も底面もすっきりとしており、ほぼ凹凸がない。これによりカバンにスッと入れられきちっと収まってくれる。
バッテリー部分にだけは膨らみがあるが、4mm程度なので収納に問題はない。むしろ、前回紹介したとおりスタンドとしてキーボード面に傾斜を与え、タイプしやすくしてくれる。さらに、膨らみを握るように持つと、しっかりグリップできるので持ち運びの際の安心感が高まる。
また、約1.2kgというのも、モバイルノートとしては標準的な重さだ。カバンに入れて持ち歩いていても、苦にはならなかった。
今回試用したm-Book C100SN-S2の基本構成は以下の通り。次回は各種ベンチマークなどでスペックについて紹介する。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book C100SN-S2 |
CPU | Celeron N4100(クアッドコア、定格1.10GHz、最大2.40GHz、4MBキャッシュ) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 600 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 240GB SSD(SATAIII接続) |
ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5 |
インターフェース | USB 3.0端子×1、USB 2.0端子×2、HDMI端子、D-sub 15ピン、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、マルチカードリーダー |
サイズ/重量 | 幅292.4×奥行206.5×高さ24.5~29.9mm/約1.2kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |