6コア/12スレッドのCore i7-8750HとGeForce MX150を採用
ゲームや写真編集できて10万円ちょっとの高コスパ15.6型ノートPCが超買い!
ベンチマークテストで6コア/12スレッドの実力を実感
今回試用したのはm-Book Kシリーズの「m-Book K690XN-M2SH2」で、主なスペックは以下のとおりだ。
m-Book K690XN-M2SH2のスペック | |
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CPU | Core i7-8750H(2.2GHz/最大4.1GHz) |
グラフィックス | GeForce MX150(2GB) |
メモリー | 16GB PC4-19200 (8GB×2/デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD:256GB SATA3 M.2規格/HDD:1TB SATA3 |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
Wi-Fi | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n(最大433Mbps対応) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
天板を開け、電源を入れて起動してみたが、M.2 SSDだけに起動は約13秒。シャットダウン時も数秒で切れるので、これだけ速ければ絶えずスリープで利用する必要もない。バッテリー駆動時間は公称約6.7時間。基本的には会議室へ持ち運んだり、家庭内で書斎からリビングへ移動して利用するといったときに、バッテリー駆動で使う程度だろう。そう考えれば十分な駆動時間といえる。
では、性能的にはどのくらい快適なのか、ベンチマークテストを行なった。まずは、CPU性能がわかる「CHINEBENCH R15」を使って計測した。
結果はCPUが1012cbと1000超えを達成。6コア/12スレッドのパフォーマンスはかなり高いといえる。OpenGLのほうも、102.35fpsと100オーバーを記録しており、これなら動画はもちろん、ライトなゲームなら余裕でこなせそうだ。
CPU性能に関しては、「Geekbench4」でも計測してみた。結果は以下のとおりで、あくまで参考程度だが、以前のモデルで搭載していたCore i7-7700HQの約1.4倍の性能を発揮している。
ビデオチャットやOfficeソフト、画像編集など、パソコンの総合的な性能を調べる「PCMARK 10も計測してみた。結果は、Essentials(Appsやウェブ、Chatのスコア)とProductivity(WritingとSpreadsheetのスコア)はとても高く、GPUの性能が強く出るDigital Content Creation(PhotoとVideoのスコア)は平均的な値となった。トータルスコアとしては、4000超えなのでノートパソコンとしては十分な性能を発揮しているといえよう。
グラフィック性能をチェックする3DMarkの「Time Spy 1.0」も実行。ゲーミング系のノートパソコンにはおよばないが、オンボードGPUの倍程度の性能は発揮している。ベンチマークテストをみていると、映像はカクカクしているものの、話にならないレベルではない。画質を最適化すれば、ライトな3Dゲームもプレーできる感じだ。
そのほか、M.2 SSD(256MB)とHDD(1TB)の読み書き速度も「CrystalDiskMark 6.0.1」を使って計測。以下のような結果になった。
SSDはシーケンシャルリードが500MB超えなので、起動時間の速さや、OS、ソフトウェアの快適性を生み出している。一方HDDは標準的な読み書き速度だが、写真や動画といったデータを保存する際は、やはり容量が大きいほうがありがたいので、デュアルストレージ仕様はおすすめだ。