ユニットコムの「STYLE-15FH038-i5-UHES」は、フルHDディスプレーやDVDスーパーマルチドライブを備えた、汎用性の高い15.6型スタンダードノートパソコンだ(前回)(前々回)。ストレージには240GB SSDを採用しており、OSや各種アプリケーションの起動、データの保存などをストレスなくできるのも魅力といえる。
では、一般的な作業よりも高負荷な処理を実施した場合の実用性はどうなのだろうか。いくつかのベンチマークテストで、さらなる実力をチェックしてみた。
まず、PCの総合的な性能を評価するベンチマーク「PCMark 10」を計測。結果は3550と、スタンダードノートとしては十分なスコアを記録。標準構成で9万3938円という価格を考えれば、高いコストパフォーマンスといえるだろう。
CPU内蔵グラフィックスでも高めのパフォーマンス!
STYLE-15FH038-i5-UHESのGPUは、CPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620が採用されている。3D性能が測定できる「3DMark」を実行してみたところ、「Fire Strike」が1126、「Sky Diver」が4779、「Time Spy」が444と、CPU内蔵のグラフィックス機能として十分なスコアを記録。別途GPUを搭載したハイスペックノートパソコンなどと比べれば低めだが、高負荷な3D描画処理でなければこなせそうだ。
3Dゲームもタイトルや設定次第でプレー可能!
では、3Dゲームがどの程度まで動作するのかをチェックしていく。まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を1920×1080ドットのフルスクリーンモードで実行してみた。その結果、もっとも負荷の低い「標準品質(ノートPC)」で「やや快適」、その上の「高品質(ノートPC)」で「設定変更を推奨」となった。
ファイナルファンタジーXIVと比べると、負荷が低い「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」も、同じく1920×1080ドットのフルスクリーンモードで実行。こちらは「グラフィック設定」が「標準品質」で「快適」、「最高品質」でも「普通」という評価になった。
これらのベンチマーク結果から、タイトル次第ではあるが設定さえ考慮すれば十分に遊べるのがわかった。比較的ライトなタイトルであれば、より高画質な設定で楽しめるだろう。
STYLE-15FH038-i5-UHESは、プライベートからビジネスまでさまざまな用途に使える、コストパフォーマンスの高い15.6型ノートパソコンに仕上がっている。ストレージが240GB SSDなのは、ストレスなく作業するのに最適なので、スタンダードパソコンを買おうと考えている人は検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | STYLE-15FH038-i5-UHES |
CPU | Core i5-8250U(1.6GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 240GB SSD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子、HDMI端子、ミニD-sub 15ピン、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅378×奥行257×高さ31mm/約2.08kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |