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コストをなるべく抑えたいなら、第8世代Core i5-8400はアリ!

10万円台で始めるPCゲームライフに最適なGTX 1060搭載ミニタワーPC

2018年03月30日 17時00分更新

文● 八尋/ASCII

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「LEVEL-M037-i5-RNJ」

 ユニットコムが販売するiiyamaPC LEVEL∞の「LEVEL-M037-i5-RNJ」は、GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)を搭載するゲーミングミニタワーパソコン。10万7078円からとリーズナブルな価格で購入できるため、初めてゲーミングパソコンを購入するという人や、とりあえずゲームをするためのパソコンがほしいという人にオススメのモデルだ。

 GPU以外の主なスペックは、Core i5-8400(2.8GHz)、8GBメモリー、1TB HDDなど。ストレージがSSDではないものの、メモリーはしっかり8GB(4GB×2)を搭載している。今回はLEVEL-M037-i5-RNJの性能を確かめるべく、各種ベンチマークを計測してみた。

なるべく低価格でゲーミングパソコン購入するならCore i5-8400はアリ!
LEVEL-M037-i5-RNJは、ほとんどのゲームがしっかり動く性能

 まず、パソコンの総合的な性能を計測する「PCMark 8」「PCMark 10」を計測。PCMark 8 Home Acceleratedが4927、PCMark 10が4507という結果に。ゲームだけでなく、自宅でOfficeや写真編集といった作業をこなすマシンとしても快適に利用できそうだ。

PCMark 8 Home Acceleratedの結果

PCMark 10の結果。コンテンツ制作における性能を示すDigital Content Creationも6190で、快適さの目安となる5000を超えている

 CPU性能は、CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出する「CINEBENCH R15」で計測。すべてのコアを使う「CPU」のスコアは963cbだった。あくまで参考程度だが、2世代前のCore i7-6700Kを搭載するゲーミングPCのスコアが874cbだったのを考えれば、第8世代のCore i5-8400の性能の高さがうかがえる。ちなみにGPUの性能を測るOpenGLも122.21fpsと高めのスコアが出た。

CINEBENCH R15の結果

 ゲーミングパソコンとして重要な3D性能は、定番の3DMarkで計測。「Fire Strike」が10441、Time Spyが4073という結果だった。1920×1080ドットでのプレーであれば、めちゃくちゃ負荷がかかるゲームでなければほぼ快適に遊べるだろう。

Fire Strikeの結果

Time Spyの結果

 ゲーム系のベンチマークは、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を計測した。

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークを1920×1080ドット、最高設定、フルスクリーンで計測

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーンで計測

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを高品質、1920×1080ドット、フルスクリーンで計測

 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークでは、最高設定でも1万を超えるスコアが出た。FFXIVくらいの負荷のMMORPGであれば、まったく問題なく遊べるだろう。

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークは、高品質だと「普通」という評価になるものの、設定を標準品質にすれば「快適」まで上がる。FFXVのベンチマークは快適の上に「とても快適(スコア9000~11999)」「非常に快適(スコア12000~)」があるため、そこまで優秀な結果ではないが、価格を考えれば負荷が高めのFFXVのベンチマークでこれくらいの数値があれば十分だと思える。

 LEVEL-M037-i5-RNJで唯一気になるのが、ストレージ。1TBと容量はあるが、HDDを採用している。ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで174.4/秒だった。やはりSSDと比べると速度は遅くなってしまうので、予算に余裕があればBTOでのSSDの追加をオススメしたい。

CrystalDiskMarkの結果

予算10万円ちょっとでPCゲームライフを始めよう

 各種ベンチマークにより、LEVEL-M037-i5-RNJは10万7078円ながらしっかりとゲーミングパソコンとして活躍してくれそうな性能を持っているのがわかった。次回紹介するが、およそ幅190×奥行410×高さ356mmと比較的設置しやすい筐体なので、ミドルタワーパソコンだと置く場所に迷うという人にもオススメだ。なるべく価格を抑えてPCゲームライフを始めたいという人は、LEVEL-M037-i5-RNJを検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-M037-i5-RNJ
CPU Core i5-8400(2.8GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1060(3GB GDDR5)
メモリー 8GB
ストレージ 1TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BAE-T)
インターフェース USB 3.0端子×6、USB 2.0端子×2、DisplayPort×3、HDMI端子、PS/2コネクター、S/PDIF出力端子、アナログ8chサウンド、有線LAN端子など
サイズ およそ幅190×奥行410×高さ356mm
電源 500W 80PLUS SILVER認証 ATX電源
OS Windows 10 Home(64bit)

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