初めてパソコンを購入するとき、スペックがどうのといわれてもよくわからないし、とりあえずOfficeやウェブブラウジングが快適ならいいという人は、20万円近くもするハイスペック機は必要ないだろう。今回紹介する「LIFEBOOK WAA/B3」は、そういった入門者に最適なエントリー向けの15.6型ノートパソコンだ。
パソコンをバリバリ使い倒そうという人には向かないかもしれないが、まずパソコンに慣れ親しもうという人には8万円台から購入できる価格設定でありながら、基本的に必要な要素を備えたLIFEBOOK WAA/B3はうってつけだ。また、ウェブ通販サイト「富士通WEB MART」でクーポンを利用すれば、7万9980円(3月4日現在)から購入できる。さらに、無料のMy Cloud アカウントに登録すれば、7万6209円(3月4日現在)からになる。
今回はLIFEBOOK WAA/B3について、仕様や外観について紹介する。
LIFEBOOK WAA/B3のCPUはAMD E2-9000(2コア/1.80~2.20GHz)を標準搭載し、A9-9420にも変更できる。GPUはAMD Radeon R2を採用し、A9-9420を選択した場合はRadeon R5となる。メモリーは4GBが標準だが8GBに変更可能。最大で16GBまで増設できる。ストレージは500GB HDDが標準搭載で、1TB HDD、128GB SSD、256GB SSDが選択可能。予算に応じて好みのスペックにカスタマイズできる。
真っ白なボディーでリビングなどに設置しても違和感なし
サイズはおよそ幅378mm×奥行き255.9mm×高さ30mmで、ほぼB4サイズ。ノートパソコンとしては大きめに感じるサイズ。その分15.6型ディスプレーを搭載し、ノートパソコンとしては大きめの画面で操作できる。ディスプレーはタッチ非対応スーパーファイン液晶。ディスプレーの解像度は1366×768ドットで、残念ながらフルHD表示に強化はできない。
本体カラーはシャイニーブラックとアーバンホワイト2色から選択できる。試用機はアーバンホワイトだったが、まさに真っ白で、リビングなどに置いてあっても違和感がない色調だと感じた。
本体重量は、バッテリーを含めて2.3kg。軽いというイメージはないが、持ち運べない重さではない。室内や部屋の移動で持ち運ぶにはまったく問題ない重さだ。ACアダプターはやや大きめ。厚みがおよそ30mmあるので薄くはないが、ヒンジ側は持ちやすく、開閉側は中央に向かってへこむようなデザインになっている。
底面はバッテリー部分が盛り上がっているため、ディスプレーを開いたときにキーボードに角度がつく。持ったときに指掛かりになるとよかったのだが、バッテリーの幅が少しあるので、指は届かない。なお、バッテリーは着脱可能で、オプションでバッテリーパックを購入すれば、外出時の予備として安心だ。
据え置き用マシンに最適、充実のインターフェース
外部出力は、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2あり、周辺機器の接続も支障はない。映像出力はHDMI出力端子が用意されている。本体ディスプレーではフルHD表示できないが、外部ディスプレーでは最大4096×2160ドットで表示可能だ。
また、DVDスーパーマルチドライブ(Blu-ray Discドライブの選択も可能)やSDカードリーダーのほか、有線LAN端子も標準搭載されており、パソコンを使ううえで必要な要素は購入時にほぼ搭載されている。
ウェブ接続は有線LANに加えIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANに対応。無線接続でもウェブブラウジングなどの速度に問題はなかった。
次回は、LIFEBOOK WAA/B3の操作感やCPU性能の実力などについて解説する。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LIFEBOOK WAA/B3 |
CPU | AMD A9-9420(2.2GHz) |
グラフィックス | Radeon R2 グラフィックス |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、HDMI出力端子、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、有線LAN端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅378×奥行255.9×高さ30mm/約2.3kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |