ユニットコムが販売するiiayma PCブランド「STYLE∞」の「STYLE-14HP012-C-CE」は、3万7778円(冬のクリアランスSALE価格、2月27日14時まで)というお手頃価格ながら、さまざまなシーンで使い勝手の良さを発揮してくれる14型エントリーノートパソコンだ。それでは、負荷の高い処理を実行した場合の実用性はどうなのだろうか。いくつかのベンチマークテストで実力をチェックしてみた。
STYLE-14HP012-C-CEは、標準スペックでCeleron N3450(1.0GHz)、4GBメモリー、500GB HDDという構成だ。パソコンの総合的な力を見るベンチマークである「PCMark 8」と「PCMark 10」の結果は以下のようになった。
いずれもスコアは高くないものの、価格を考えればとても優秀といえる。もう少しパフォーマンスがほしい場合、カスタマイズメニューでメモリーを標準の4GBから8GBへと変更するのもオススメだ。
一般的な作業なら問題なし
STYLE-14HP012-C-CEのGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 500を採用している。グラフィック性能についてもチェックしてみた。
3D性能が測定できる「3DMark」を実行してみたところ、「Fire Strike」が「338」、「Sky Diver」が「1264」となった。こちらも別途GPUを搭載したハイスペックノートパソコンなどと比べれば低めで、3D描画などは厳しい部分がでてくるだろう。しかし、ブラウジングやメール送受信など一般的な作業に関しては問題ない。
ライトな3Dゲームなら設定しだいで遊べる!
CPU内蔵GPUを使用しているモデルには少々過酷だが、3Dゲームタイトルはどの程度まで動作するのかを確かめるべく「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を1280×720ドットのフルスクリーンモードで実行してみた。その結果、最も負荷の低い「標準品質(ノートPC)」でも「設定変更が必要」となった。
続いて、グラフィック機能への負荷がやや低い「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」も1280×720ドットのフルスクリーンモードで実行してみた。こちらは「グラフィック設定」が「低品質」で「普通」、「標準品質」と「最高品質」で「やや重い」という評価になった。
2つのベンチマーク結果をみると、重めの3D系ゲームは画質設定を下げても遊ぶのは厳しいものの、多少ライトなタイトルならば品質設定や解像度といった設定次第では十分楽しめるのがわかった。もちろん、さらに軽いブラウザーゲームなどはほぼ問題ないだろう。
STYLE-14HP012-C-CEは、お手頃価格ながらエントリーノートパソコンとして十分なコストパフォーマンスを発揮してくれる。15.6型と比べて持ち歩きやすい14型というサイズも、活用の幅を拡げてくれるポイントのひとつだ。汎用性の高い低価格なサブマシンがほしいという人はもちろん、カスタマイズによりメインマシンとして活躍できる実力もあるので、ノートパソコン購入時にSTYLE-14HP012-C-CEを検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | STYLE-14HP012-C-CE |
CPU | Celeron N3450(1.0GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット)、グレア液晶 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅340×奥行244×高さ32mm/約1.7kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |