ユニットコムの14型ノートパソコン「STYLE-14HP012-C-CE」(関連記事)は、Celeron N3450、4GBメモリー、500GB HDDを搭載。3万7778円(冬のクリアランスSALE価格、2月27日14時まで)から購入できるお手頃価格ながら、さまざまなシーンで活躍してくれる。
また、「もう少しスペックが高ければ……」というユーザー向けに、豊富なカスタマイズメニューが用意されているのもポイントだ。CPUは変更不可だが、メモリーは8GBが選択可能。ストレージは240GB/480GB/960GB/250GB(Samsung SSD 850 EVOシリーズ)/500GB(Samsung SSD 850 EVOシリーズ) SSDのほか、1TB/2TB HDDにも強化できる。
さらに、高速アクセスを実現するM.2接続の240GB SSDを追加できるなど、用途や予算に応じて好みのマシンに仕上げられるのはうれしい。ソフトウェアは、標準のWindows 10 Home(64ビット)以外にWindows 10 Pro(64ビット)も選べる。各種Officeソフトやセキュリティー対策ソフトの有無も変更可能。そのほか、OSインストールHDDのパーティション分割などにも対応している。
今回は、基本構成のままWindowsの基本的な性能を評価するプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)を実行してみた。
結果は、「グラフィックス」こそ「4.5」と若干低めだが、「プロセッサ」が「8.5」、「メモリ」が「5.9」、「プライマリ ハードディスク」が「5.9」と、低価格ノートとしては優秀な実力を発揮。サブマシンとしての利用はもちろん、用途によってはメインマシンとしても活躍してくれそうだ。なお、ゲーム用グラフィックスについては、WinSAT.exeでは正しく計測できない。
グラフィックス項目のスコアが低めなのは、STYLE-14HP012-C-CEがCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 500を利用している点があげられる。別途GPUを搭載したゲーミングモデルなどと比べると、スコアが低くなってしまうのは仕方ない。しかし、ウェブブラウジングやメールの送受信など、一般的な作業ではほぼ困る心配はない。むしろエントリーノートとして考えれば十分なレベルといえるだろう。
エントリーノートとしては十分な安定感!
では、実際の使用でどの程度の負荷がかかるのかをみていこう。ウェブブラウザー利用時のCPU利用率チェックから。ASCII.jpのトップページを表示したところ、ウェブブラウザーの起動で瞬間的に100%まで上昇するもののすぐに落ち着き、通常閲覧時は10%前後で推移していた。
YouTubeのフルHD動画を再生したところ、全体的に通常のウェブページよりも高いCPU利用率が確認されたが、動画の読み込みから30秒ほどで落ち着きはじめ、その後は10~40%程度で推移していた。
いずれの場合もCPU利用率のピーク値は100%に達しているが、負荷によって画面が一時的にフリーズしてしまう事態は起きなかった。また、高負荷状態における排熱ファンの音や発熱についてもとくに気にならず、エントリーノートに多い安っぽさを感じさせない完成度の高さといえる。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | STYLE-14HP012-C-CE |
CPU | Celeron N3450(1.0GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット)、グレア液晶 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅340×奥行244×高さ32mm/約1.7kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |