ファーウェイ通信 第68回
リビングに台所、外出先でも、いろいろな場所で活躍するタブレット!
耐水対応でテレビも楽しい10型タブ、「HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wp」レビュー
2018年02月20日 11時00分更新
ファーウェイ製タブレットらしいサウンドや映像へのこだわりが多数
ファーウェイのタブレット「MediaPad M」シリーズというと、音や画質へのこだわりがよく知られるところ。特に音については率直に迫力があると感じた。
というのもそれまで使っていたタブレットで映画を見ていると、俳優のセリフなどは比較的クリアに聞こえるものの、BGMは極端な言い方をすれば「音楽が鳴っている……ことはわかる」という感じだった。BGMも映画の盛り上がりに欠かせない要素だけに、しっかり映画を楽しみたいという場合はヘッドフォンに切り替えることが多かった。でも本機ならば、タブレット内蔵のスピーカーで再生していても、映画館並みとまではいかなくても、かなりのめり込めるという印象だ。
そのサウンドの秘密はクアッドスピーカーとHarman Kardonによるサウンドチューニングという。前者は横画面時の端末上下にそれぞれ2基ずつの計4基のスピーカーを搭載。音量を大きくしても割れることなく、パワフルに再生してくれる。Harman Kardonによるサウンドチューニングは、以前レビューした「HUAWEI MediaPad M3 Lite」を始め、MediaPad Mシリーズではおなじみだが、高音をしっかり鳴らしてくれるので音楽を楽しむ際に特にいい感じだ。さらにコンテンツに没入したいなら、ヘッドフォンという選択ももちろんある。本機にはファーウェイ独自技術の「Histen」により、広がりがあって臨場感のある音を体験できる。
画質面では前述したようにIPS液晶による明るくて澄んだ印象の画面が、動画や写真をワンランク上のクオリティーで楽しめるようにしてくれる。コンテンツという意味では、この画面サイズのタブレットなら、ぜひ電子書籍も楽しみたいところ。テキスト中心の書籍もいいし、電子雑誌でも1ページを拡大せずにそのまま読めるので、雑誌読み放題系サービスとのマッチングも◎だ。さらに視力保護モードと呼ばれるブルーライトをカットしてくれる機能も用意されている。
指紋認証センサーや2画面分割、ビジネス用途まで
より便利に使える機能を搭載
タブレットをより活用するためのさまざまな便利な機能もHUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wpには搭載されている。まずは前面下部の指紋認証センサー。タッチするだけでスリープ状態からの復帰とロック解除が一気に行なわれるので、外出時にセキュリティーを確保しつつも、タイムラグなしに使い始められる。
この画面サイズだと、画面2分割で2つのアプリを同時に起動するのも非常に有効な使い方と言える。使い方も難しくはなく、なんらかのアプリを起動した状態で「履歴」キーを長押しし、もう1つのアプリを選ぶだけ。ウェブや動画をチェックしながら、SNSに投稿するといった操作も簡単だ。
エンタメ用途だけでなく、簡単な仕事もこなす機能も持っている。メールのチェックはもちろん、本機には「Microsoft Office for Android tablet」の各アプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)がプリインストール。商用利用にはOffice 365のライセンス契約が必要になるものの、マイクロソフト製アプリなので互換性などを気にせず、Officeファイルのチェックや編集も可能だ。さらにBluetoothキーボードとの組み合わせもありかもしれない。

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