技術の進化にともなって、どんどん高性能になっていくパソコン。しかし、それほど高負荷な作業はしないし、主な用途はウェブブラウジングやメールのやり取りというエントリーユーザーは、必ずしも最新スペックのパソコンが必要というわけではないだろう。そこで紹介したいのが「LIFEBOOK WA2/B3」だ。
LIFEBOOK WA2/B3は、標準構成ではCPUに第7世代CoreのCore i3-7130Uを搭載。直販サイト「富士通WEB MART」でクーポンを適用すると、11万5456円で購入できるエントリーマシンだ。もちろん必要に応じて仕様を変更でき、やはり最新のCPUがいいという人向けに第8世代CoreのCore i5-8250UやCore i7-8550Uも選択できる。
今回はLIFEBOOK WA2/B3について、仕様や外観について紹介する。
LIFEBOOK WA2/B3は、およそ幅361×奥行き244mmとほぼB4サイズ。ディスプレーは15.6型で、タッチ非対応のスーパーファイン液晶を採用する。広視野角のディスプレーなので、左右の角度がない状態で覗き込んでも、広い範囲で画面を視認できる。
本体カラーはブライトブラックとプレミアムホワイト、ガーネットレッドの3色が用意されており、好みによって色を選べる。試用機はブライトブラックで、ブラックではあるが真っ黒ではないシックなイメージだ。
LIFEBOOK WA2/B3の本体重量はバッテリーを含めて約2.3kg。軽いというイメージはないが、持ち運べない重さではなく、室内の移動などでは問題ないレベルだ。ACアダプターはやや大きめ。厚みがおよそ27.1mmあり、昨今の薄型ノートと比べると厚く感じるが、その分手に持つときはしっかりとグリップできる。
外部出力は、USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子があり、周辺機器の接続も支障はない。さらに、HDMI出力端子が用意されているので、大きなディスプレーに接続して使えるほか、最大で4K(4096×2160ドット)での表示も可能だ。
DVDスーパーマルチドライブ(Blu-ray Discドライブも選択可能)やSDカードリーダーのほか、有線LAN端子も標準搭載されており、パソコンを使ううえで必要な要素は購入時にほぼ搭載されている。
LIFEBOOK WA2/B3の通信規格は有線LANに加え、無線LANとしてIEEE 802.11a/b/g/n/acに準拠。ウェブブラウジングなどの速度が遅いという印象はない。ストレージは500GB HDDが標準搭載されているが、オプションで1TB HDDに変更できるほか、速度が気になる人は128GB SSD、256GB SSD、512GB SSDの選択も可能だ。
次回は、LIFEBOOK WA2/B3の操作感やCPU性能の実力などについて紹介する。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LIFEBOOK WA2/B3 |
CPU | Core i3-7130U(2.70GHz、2コア/4スレッド) |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 630(CPU内蔵) |
メモリー | DDR4 SDRAM 4GB(4GB×1) |
チップセット | モバイル インテル HM175 チップセット |
ストレージ | 500GB HDD(Serial ATA、5400回転/分) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
サウンド | チップセット内蔵+High Definition Audio コーデック |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、SDカードスロット、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、HDMI出力端子 |
サイズ | およそ幅361×奥行244mm×高さ27.1mm |
重量 | 約2.3kg(バッテリー含む) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |