もう1つは単純にASCII.jpのフォッシルグループのサイトが魅力的だったせいだ(笑)。フォッシルグループのサイトに載っている時計はどれもおしゃれで、液晶を搭載しないハイブリッドウォッチに至っては見た目も完全に普通の時計だ。今までスマートウォッチと言えば、自分も含めた一部のギークのモノだったが、これなら普通の人(?)でも違和感なく付けられるはず。スマートフォンメーカーのスマートウォッチは多機能だが、フォッシルグループの場合、複数のブランドでさまざまなデザインを展開しているので、選択肢が多いのもありがたかった。
数あるフォッシルグループのブランドの中、オオタニが選んだのは12月に発売されたばかりのMISFIT Vaporだ。ガジェットとしての楽しさを求めるオオタニとしては、最初からハイブリッドウォッチという選択肢は外したが、どれもデザイン的に優れているだけに絞り込むのは大変だった。特にアプリが面白そうなディーゼルの「DieselOn タッチスクリーン スマートウォッチ」と、デザインと色が好みだったフォッシルの「Q EXPLORIST」は最後まで迷った。
とはいえ、他に比べてちょっとお手頃な価格とブラックをベースとしたソリッドなデザインでMISFIT Vaporに決定。やたらハイテンションな男女が走ったり、跳んだり、泳いだりするビデオも面白かったし、もともとブレスレット型の「MISFIT RAY」を愛用していたということも大きかった。
クルクルできるバーチャルベゼルは新鮮だが
MISFIT Vaporの機能概要については、選定の際に大いに参考にさせてもらった中山智さんの記事「MISFIT Vapor初心拍センサー搭載スマートウォッチを発売前に試した!」を読んでもらうとして、2週間ほど使った感想をちょっと書いてみたい。
今回購入したのはAmazon.jp限定発売の「ステンレススチールケース×ブラックシリコンストラップ」(MIS7004)。オオタニが購入した時点では、Amazon.jpは他のシリコンブラック、シリコンミッドナイトはMISFIT公式オンラインサイトより、お安い価格で販売していた。MIS7004は他のモデルと比べると2000円ばかりお高いが、銀と黒のカラーリングがなんともカッコイイ。とはいえ、ワンタッチで腕に装着できるバックル型のSmart Watch 3に比べて、ストラップ型のMISFIT Vaporは上下のバンド同士をはめる一手間がやや面倒。個人的にはバックル型のバンドがほしいと感じた。
マニュアル等はほとんどないに等しいが、スマートフォンとの接続は例のごとくスマートフォン側のAndroid Wearから設定すればOK。Bluetoothをオンにし、Android Wearのウィザードに従って行けば、基本的に面倒なく使えるはずだ。また、愛用中のMISFIT RAYと同じMISFITアプリも使えるので、1日のアクティビティなどをチェックできる。
物理ボタンが1つしかないので、操作は基本タッチパネルになる。円形のディスプレイなので、メニューがクルクル回るのが新鮮。外縁をなぞることでメニューを操作できる「バーチャルベゼル」も使ってみたが、実際はディスプレイを触るのとあまり変わらないので、特に意識して使うことはなさそうだ。UIをうまく活かすようなアプリが出てきたら楽しそうだ。