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光るディスプレー再び!165Hz駆動対応27型曲面液晶を愛でる

2018年01月11日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●ジサトラショータ

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 LED付きのPCパーツやキーボード、マウスなど、ライトアップに対応したPCまわりの製品が順調に増えている。なかでもASUSのLED制御機能「Aura Sync」対応製品は、なんとディスプレーにも手を伸ばしているのが特徴。今回チェックする「ROG SWIFT PG27VQ」は背面LEDがAura Syncに対応し、ROGブランドに恥じない性能を備えたゲーミングディスプレーだ。以前紹介した「ROG STRIX XG27VQ」も光るディスプレーではあったが、Aura Syncには対応していなかったため、こちらが初のAura Sync対応ディスプレーとなる。ちなみに今回の撮影機材は、α7RⅢ+NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mount。

ASUSのゲーミングディスプレー「ROG SWIFT PG27VQ」。実売価格は11万5000円前後

主に光るのは底部と背面

 画面サイズは27インチ(解像度2560×1440ドット、アンチグレア)でパネルはTNを採用しているが、視野角は水平170°、垂直160°と広く、発色も良好だ。もちろん、実機のチェックはマストだが、IPSと比べてみても遜色のない発色なので、TNパネルだからといってスルーするのはもったいないといえる。細かい部分を見ていくと、最大輝度400cd/㎡、コントラスト比1000:1、中間応答1ms、フリッカーフリー、G-SYNCに対応。また見出しで記しているように165Hz駆動でもある。

 搭載機能でみると、Aimポインターやタイム、FPSカウンターなどの表示機能のほか、ゲームジャンルに合わせたビジュアル調整機能もアリと、ゲーミングで必要な部分をキレイにカバーしているため、光る部分を抜きにしてもオススメの一品だ。なお、入出力端子はHDMI 1.4、DisplayPort 1.2、3.5mmステレオミニジャック、USB 3.0×2。後述しているが、背面のライトのおかげで端子部分の視認が楽である。

入出力端子部分が光るというよりは、光がわずかに漏れており、それで端子位置と向きを確認しやすくなっている

 気になる発光部は底部と背面。Aura Syncに対応するマルチカラーLEDは背面のみに搭載されており、底部LEDはROGのイメージカラーであるレッドのみで発光する(消灯を含む4段階の明るさ調整に対応)。またデフォルトではROGのアイコンが投影されるが、ここをカスタムするパーツが用意されており、自作することも可能だ。遮光できる厚紙があればいいだけとお手軽なので、推しキャラを投影してみたり、よくど忘れするショートカットを投影させておくなど、使い道を検討してみるといいだろう。

デフォルトはROGのマークが投影される

ゲーム中はわりと気にならないので、補助ライト的な運用もアリ

中央のパーツは交換可能

 背面を見ていこう。ディスプレーということもあり、直接的なライティングでなくアンビエントライト的な製品なので「ディスプレイが光るとゲームプレイの邪魔」といった懸念は極力排除されている。本体側からもある程度の調光に対応しており、Aura Syncとは独立させて光らせておくことも可能だ。発光部は写真を見てもわかるように、背面の中央部に集中している。また上部の排気スリットも発光しているようにみえるが、光が漏れているような状態で、光量はあまりない。そのため、天井にも色が投影されるといったことは、あまり期待できないだろう。

ゲームをプレイしている分には見えない部分が光る

壁に近い場所に設置した場合、写真のように間接照明的になる。そうでもない場合は、ふんわり周辺の色が気持ち変化する程度だ

色の変化はAura Sycn対応なだけあって滑らか

あれこれと試した結果、底部のライトと色を合わせておくと一体感があってよかった

また発想を逆転させ、底部ライトをアクセントにしておくというのもアリ

 ゲームプレイを阻害しないように光源位置は十分に考慮されているほか、光らせないとしてもゲーミング向けのディスプレーなので、気になる人は店頭でチェックしてもらいたい。

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