『eX.computer Note N1544J-510/T』
ノートPCでゲームも遊べちゃう! GeForce MX150搭載PCの実力とは
2017年11月24日 10時00分更新
コンパクトにまとまった筐体に使い勝手の高い機能性
「eX.computer Note N1544J-510/T」の本体サイズは、およそ幅378×奥行き267×高さ24.9mm。15.6型のサイズながらも厚さを抑え、比較的コンパクトにまとまっている印象だ。重量がおよそ2.3kgというのも相まって、カバンに入れて持ち運んでもそれほど苦にならず、可搬性は優れていると言ってよいだろう。
本体カラーはシルバーが基調で、キーボード部にはブラックを配し、天板とヒンジ部には「eX.computer」のロゴがあしらわれている。いわゆるゲーミングノートPCのようなデザイン面での主張はほとんどなく、ビジネス用途も考慮し、かなり落ち着いた外見にまとまっている印象だ。
インターフェース部に目を移すと、左側面にはUSB 3.1(Type-C)とUSB 3.0のそれぞれのポートを1つずつ搭載。さらに、HDMI端子とD-Sub 15ピンのVGA端子も用意されており、マルチディスプレーで本製品を活用するといったことも可能だ。そのほか、マルチカードリーダーや1000BASE-T対応の有線LAN端子も装備。また、IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応の無線LANも用意されており、Bluetooth V4.2もサポートする。
一方の右側面はヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、それにUSB 3.0×1、USB 2.0×1という構成。ストレージやマウスなど、周辺機器に合わせてUSBポートを左右で使い分けができるようになっている点は評価したい。
また、ステレオスピーカーを底面前方に搭載。さらにオーディオアプリケーションとして「Sound Blaster CINEMA 3」が付属し、ヘッドフォン接続時にバーチャルサラウンドが利用可能だ。映画やゲームでバーチャルサラウンドを利用すれば、高い臨場感や没入感が得られるのは言うまでもないだろう。
キーボードはアイソレーションタイプで、バックライトによる発光機能は有していない。キーピッチは実測で18mm、キーストロークも同1.8mmと比較的深めで、打鍵感は良好だ。さらにテンキーも備えているため、オフィス用途やゲーム用途で重宝するのではないだろうか。さらに、独自アプリのコントロールセンターから左側のウィンドウズキーを無効にしてゲームプレイ時などにおける誤入力を防げるほか、マウス使用時にタッチパッドを無効に設定することも可能だ。
そのほか、アプリケーションとしてセキュリティーソフトの「カスペルスキー インターネット セキュリティ」が付属。ただし、90日間分のライセンスしか用意されていないので、セキュリティを必要とするのであればライセンスを更新したい。また、BTOにはそのカスペルスキー インターネット セキュリティのライセンスを36ヵ月に伸ばすものや、Microsoft Officeも用意されており、ユーザーの必要に応じて選択するとよいだろう。
さて、CPUは前述したとおりCore i5-7300HQを搭載。Hyper-Threadingテクノロジーをサポートしていないものの、4コア/4スレッドに対応。また、定格動作クロックは2.5GHzと低めながらも、自動オーバークロック機能であるTurboBoostテクノロジーにより、動作クロックは3.5GHzまで向上し、ビジネス用途やゲーム用途でも満足のいくスペックを誇る。メモリーはDDR4-2400を8GB搭載。ただし、シングルチャネル構成のため、メモリーを活用したいのであればBTOで8GB×2構成を選択したいところだ。
一方、GPUにはGeForce MX150を採用。このGeForce MX150はモバイル向けエントリーモデルではあるが、デスクトップ向けのGeForce GT 1030に匹敵するグラフィックス性能が期待できる。もちろん、GeForce MX150を搭載したことで、GeForce Experenceも利用可能だが、ゲームの最適化設定やドライバの自動更新などその機能は一部に制限される点は注意が必要だ。
スペックや外観の確認が終わったところで、続くページではベンチマークにより、「eX.computer Note N1544J-510/T」のパフォーマンスをチェックしていこう。