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CPU中心の処理の場合にも良好なレスポンス

動画配信やクリエイティブ作業ならThreadripper 1950X搭載PCに注目!

2017年09月27日 09時00分更新

文● 林佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-F039-LCRT5X-XNVI」

 クリエイター向け用途で注目株であるRyzen Threadripper。自作するのもいいが、メモリーの相性はまだ厳しく、さっさと現場に導入したいのであれば、動作確認が取れているBTOが無難である。またゲームプレー+αが日常化している場合にも都合のいいCPUであり、気になっている人もいるだろう。今回は、Ryzen Threadripper 1950Xを搭載するユニットコムのゲーミングデスクトップパソコン「LEVEL-F039-LCRT5X-XNVI」(パソコン工房で販売中の基本スペックとは若干異なる)が届いたので、基本的な性能を見ていこう。構成は次の通り。

試用機の主なスペック
CPU Ryzen Threadripper 1950X
GPU NVIDIA GTX 1080 Ti
メモリー 48GB
マザーボード X399 GAMING PRO CARBON AC
ストレージ 256GB SSD(M.2、NVMe接続)
LEVEL-F039-LCRT5X-XNVIの主なスペック
CPU Ryzen Threadripper 1950X
グラフィックス GeForce GTX 1080 Ti(11GB GDDR5X)
メモリー 64GB
ストレージ 250GB SSD(M,2、NVMe接続)、2TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB 3.0端子×10、USB 2.0端子×2、PS/2コネクター、S/PDIF出力端子、アナログ8chサウンド、有線LAN端子、HDMI端子、DisplayPort×3など
サイズ およそ幅235×奥行250×高さ550mm
OS Windows 10 Hom(64bit)

ベンチマークで見るご満悦の処理性能

 今回計測したベンチマークは「3DMark v2.3.3732」「PCMark 10 v1.0.1275」「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」「CINEBENHC R15」。ドライバーは、GeForce Game Ready Driver 385.41となっている。

 またマザーボードは、ゲーミング向けのものだが、負荷状況でいくとクリエイティブ作業とゲームプレー時はよく似ており、基本長時間の動作という点でも同じなので、PCMarkを追加した。加えて、ベンチマーク実行前にOCCT 4.5.1を2時間実行、その完走も確認している。なおCPUクーラーは簡易間接水冷。

マザーボードはMSIの「X399 GAMING PRO CARBON AC」

簡易水冷のCPUクーラーを搭載

 下記するスクリーンショットを踏まえた結果からすると、ゲーミング系ベンチマークのスコアは並だが、Physics関連のスコアはコア数の勝利的な結果だ。GPU支援処理についてはNVIDIA GTX 1080 Tiで十分であるのに加えて、CPU中心の処理の場合にも良好なレスポンスを期待できる。このあたりは業務で使用するアプリケーション次第だが、8コア前後の環境で応答性に不満があるのであれば、まず解決されるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」。最高品質、1920×1080ドット、フルスクリーン。CPUリソースに余裕を残しまくっていたため、ソフトウェアエンコードでの配信を考えるのならばオススメ

「3DMark v2.3.3732」のTime Spy

Fire Strike

Fire Strike Extreme

Fire Strike Ultra。Physicsスコアに注目してほしい

「PCMark 10 v1.0.1275」。とても良好なスコア

「CINEBENHC R15」。動作確認な勢いでのテストだが、CPU(Multi)は2976cbと際立って高い

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