iPhoneがあれば一眼レフはいらない……そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。
いや、実際、iPhoneのカメラは便利ですよ。画質も良い、使い勝手も良い。ただやはり、どうしてもちょっと機能が足りないと思うこともあったりする。
かといって、SNSへのアップロードや、アプリでの加工などを考えれば、わざわざデジカメで撮影して、iPhoneに移動させるのもそれなりに手間です。もうちょっと、iPhoneのカメラにデジカメのような使い勝手があれば……。
そんな悩みを解決するかもしれない、「miggo PICTAR ONE iPhone Camera Grip」がアスキーストアに入荷しています。価格は1万3824円。
見ての通り、iPhone(7、6/6s、SE、5/5s/5c、4S)に接続できるカメラグリップです。7 Plus、6s Plus、6 Plusに接続できる「miggo PICTAR ONE Plus」もあります(1万4904円)。
iPhoneの取り付けはアジャスター方式なので、薄型ケースなら付けたままでも使用できます。
本体にはアクセサリーマウントシューが用意されており、外部LEDライトなどを装着できるほか、底面には三脚穴もそなえられています。まさしく、iPhoneにデジカメのような拡張性も与えられるわけです。
グリップには、シャッターボタン、ダイヤル×2、ズームホイールを搭載。ただ、グリップを付けたままでは使えないので、専用アプリを使用することになります。
このアプリが面白いのは、Wi-FiやBluetoothを利用するのではなく、なんとグリップから高周波を出し、iPhoneのマイクで拾って操作するという、かなり斬新な仕組み。
シャッターボタンの半押しでフォーカスを合わせられるほか、ズームダイヤルで画面を触らずにズームが可能。操作感はデジカメに近くなります。グリップもしっかりしているので、やはり写真が撮りやすくなる印象です。
2つのホイールはそれぞれモード切替用、露出・シャッタースピードなどの調整用。「オート」「ポートレート」「風景」「スポーツ」「セルフィー」などのプリセットモードを設定できるほか、デジタルフィルターもそなえています(フィルターはアプリ内課金で追加可能)。
また、オートモードではズーム機能に、マクロモードではフォーカス操作にダイヤルを割り当てる……など、細かいカスタマイズが可能なのもうれしいところ。
ISOは20〜2000、シャッタースピードは1/2〜1/8000秒の間で調整可能。アスペクト比も1×1/16×9/4×3から選べます。
バッテリーはリチウム乾電池で、およそ4〜6ヵ月。ネックストラップ、リストストラップ、保護ポーチが付属します。
iPhoneで撮影する機会が多い人にはうってつけ。なんちゃってデジカメ風の外見にするだけではなく、アプリを使って写真撮影がラクになるのがとてもすばらしい。ぜひチェックしてみてください。