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FeliCa対応のNFCも搭載

15万円台の富士通15.6型ノートは高性能&タイピング快適でサクサク作業

2017年07月30日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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「LIFEBOOK WA3/B1」

  クアッドコアCPUのCore i7-7700HQプロセッサーを搭載し、15.6型ディスプレーを搭載する「LIFEBOOK WA3/B1」。ハイレゾスピーカーやBlu-ray Discドライブの標準装備に加え、Bluetoothマウスを同梱しながら、クーポン使用で税込み15万4802円というコストパフォーマンスもいい本機。今回はLIFEBOOK WA3/B1について、使い勝手を検証しいこう。

軽快なタイピングで文字入力、NFCも搭載

  LIFEBOOK WA3/B1は15.6型なので、しっかりとした横幅がある。キーボードはその幅を活かし、テンキーまでしっかりと配置されている。ピッチ幅はデスクトップパソコンと変わらず、キーストロークは2.5mmに設定されているため、タイピングしたときにしっかりとした打ち応えがある。

 また、ノートパソコンにありがちな変わったキー配置もないので、デスクトップパソコンに慣れた人でも戸惑うことはない。

LIFEBOOK WA3/B1のキーボード

 デスクトップパソコンのキーボードとの違いは、DeleteキーがBackSpaceキーの上にあるのと、右下にAltキーがない点。カーソルキーが文字キーとテンキーの間にないタイプのキーボードでは、Deleteキーがこの位置にあることはよくある。この配置に慣れるとEnterキー右に配置されるよりも使いやすかったりする。Altキーは左側にあるので、右側になくてもそれほど困ることはないだろう。

キーボード右側の配置

 キー自体はそれほど力を入れなくてもタイピングできるので、打っていてとても軽快だ。キーはそれぞれが手前側に傾いているため、キー列ごとに若干段差があり、列を間違うことなくタイピングできるようになっている。ブラインドタッチで打てる人にはあまり関係ないかも知れないが、キーボードに慣れていない人は、列を間違えづらいこの仕組みは有効だろう。

 とくに外側にあるキーは軽くなっており、打つ力が少なくて済むようになっている感じがする。ショートカットで押さえながら使うCtrlキーや、大文字・小文字の切り替えで使うShiftキーなどの中央から遠いキーで小指で押さえるキーが軽いのは、長文などを打つ場合にうれしい設計だ。

 LIFEBOOK WA3/B1に搭載されているタッチパッドは、ボタンが分かれているタイプ。左右が独立していないボタンだと、移動操作をしながらつい押してしまうこともあるので、ボタンは別になっているほうがいい。ただ、このボタンがちょっと重い感じなのが気になった。

 タッチパッドの感度はわりと敏感。タイピングしながらつい触ってしまい、カーソルが動いてしまうことがよくあった。タッチパッドをタップすると、左ボタンを押したときと同じ動作(ブラウザー上のリンクをクリックしたり、ボタンを押すといった動作)をするので、この敏感さが少し気になった。Bluetoothマウスが付いてくるので、マウスで操作する人は、タッチパッド自体をオフにしてしまうのも手かもしれない。

 本体左側には排気口があり、少しファンの音が気になったが、慣れてしまえばそれほど大きくは感じない。また、NFCがタッチパッド右に配置されている。このNFCはFeliCa対応で、「楽天Edy」と「Suica」に対応している。

キーボード右手前部分に搭載されているNFC

 ディスプレーは、カスタマイズでタッチ対応が選べる。今回試用したLIFEBOOK WA3/B1はタッチ対応ディスプレーになっていた。タッチ対応モデルだと2万円ほど高くなるが、普段作業するうえでタッチ操作を多用するという人はカスタマイズするといいだろう。

GPU以外は高性能

 LIFEBOOK WA3/B1のスペックは前回お伝えしたが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記の通り。

CPU

メモリー

グラフィックス

 Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみた結果は下記の通り。CPU内蔵GPUのインテル HD グラフィックス 630を採用しており、グラフィックスのポイントが低めなので、総合スコアは少し低いが、CPU、メモリ、ストレージは8ポイント台と高い数値となっている。

WIN SCORE SHAREの計測結果

 さらにCrystalDiskMarkを使ってストレージの速度を計測してみた。

CrystalDiskMarkの計測結果

 LIFEBOOK WA3/B1の試用機は標準のHDDではなく、SSDが搭載されていた。シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスともに非常に速い速度で読み書きができるのがわかる数値だ。

 次回は、グラフィックス性能なども含め、ベンチマークなどを実施してLIFEBOOK WA3/B1の実力を測ってみる。

試用機の主なスペック
機種名 LIFEBOOK WA3/B1
CPU Core i7-7700HQ(2.8GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 630
メモリー 8GB
ストレージ 約512GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、フルフラットファインパネル、タッチ対応
内蔵ドライブ Blu-ray Discドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI出力端子、有線LAN端子、ヘッドフォン端子、SDカードスリーダーなど
サイズ/重量 およそ幅378×奥行256×高さ24.7~26.4mm/約2.3kg
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 18万8784円から(クーポン適用で15万4802円から)

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