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スマートウォッチがあれば、スマホ自体も長時間使える!

スカーゲン「ハイブリッド スマートウォッチ」を3ヵ月使ったら思わぬ効果!

2017年03月31日 09時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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運転中も何の着信か確認できるのが便利

 ただし自分の場合、Hagen Connectedと連携しているスマートフォンがデータ通信のみの契約のため、通話の着信に関しては未使用。マルチデバイスに対応するか、「050 Plus」などIP電話サービスも通知に対応してくれれば、自分の環境的にはさらに使い勝手がよくなりそうです。

対応アプリは50種類以上と豊富になったが、日本独自サービスはLINEくらいで少ない

電池は3ヵ月使って19%減った程度

 スマートウォッチといえば、バッテリーの持続時間が常にマイナスイメージとしてあげられるポイント。Hagen Connectedは充電式ではなくコイン電池を使い、スペック上では約半年間交換不要となっています。

 通知機能としてメール、アプリではLINE、Facebook、Twitter、Facebook Messenger、WeChatを登録。さらに特定のアドレスも6人登録した状態で設定していますが、3ヵ月経過した時点で、バッテリーの残量は約81%の表示。単純に計算すれば、半年どころか1年近くもちそうな勢いです。これならバッテリーのことはあまり気にせず使えますね。

本体右側面の真ん中のボタンを押すと、セカンドタイムゾーンを表示する

海外旅行やビジネスで活躍するセカンドタイムゾーン表示

 セカンドタイムゾーンの表示も、海外旅行中に重宝した機能のひとつ。2月末にスペインのバルセロナへMWCの取材に行ってましたが、日本との時差が8時間ほどあり日本時間がパッと計算できません。でも日本の編集部が動き出す時間帯を見計らって原稿を納品しなければならないので、時差を換算するのは結構重要なんです。

セカンドタイムゾーンを日本にしておけば、海外に行ったときにすぐに日本時間がわかる

 そんなときでも、セカンドタイムゾーンを日本に設定しておけば、本体側面の真ん中のボタンを押すだけで、日本時間を表示してくれます。「日本は3時だから、あと5時間くらいは原稿納品しなくても大丈夫だな」とすぐに把握できます。

 ちなみに自分は海外旅行に行くときは、飛行機に乗った時点で目的地の現地時間にあわせます。ですが、Hagen Connectedは時刻合わせはスマートフォンからしか設定できないので、購入直後は不便かなと思いましたが、意外とそんなことはなく、飛行機が安定飛行に入ったら、スマートフォンの時刻を手動で目的地変更すれば、Hagen Connectedの時刻も自動で変更します。

 一般的な腕時計のように、時差を考えながらリュウズを回したり、ボタンを何度も押す必要がないので便利でした。もっとも現地に到着してから、スマートフォンの時刻合わせを自動にして、正確な時刻を表示するようにさらに設定を変更しておく必要がありますが、それでも数タップで変更できるので手間ではありません。スマートフォンの時刻設定と連動するので、サマータイムの時なども時刻を計算したり「いつからサマータイムだっけ?」と国ごとに心配する必要がなくて、いいですね。

スマートフォンの時刻を自動設定ではなく、手動で指定すればHagen Connected側も時刻が変わる

深い睡眠と浅い睡眠の時間がわかって結構おもしろい

 ライフログ機能に関しては、歩数などのアクティビティーと睡眠時間だけなので、本格的なライフロガーと比べると簡素ですが、あまり健康重視なユーザーではないのでこれで十分。ですが睡眠時間、特に深い睡眠と浅い睡眠の時間がわかって結構おもしろいです。このログを見るのにはまって、四六時中装着しているようにしています。

歩数がわかるだけでも、なにか健康的な生活をしている気分に

 ライフログの正確性も気になるところでしたが、左手にHagen Connected、右手に「FITBIT CHARGE 2」という状態で数日間計測したところ、歩数も睡眠時間もほぼ同じ結果に。かなり信用性は高そうです。

FITBIT(左)とHagen Connected(右)で計測した同日の睡眠時間。9時にベッドに入ったが、しばらくして一度起きてるので、40分ほど差があるがそれをのぞけばほぼ同じ

 このように約3ヵ月使用して、かなり満足しているわけですが、一点非常に気になることが。購入してから3ヵ月間、前述のようにライフログをとるために、風呂に入る以外は寝るときも着けっぱなしにしていましたが、革のベルトにかなり汗ジミが目立つように……。実は今インドネシアのバリ島に滞在中で、気温は日本の夏に近い状態。バリ島でも装着し続けていたら、バンドが汗でびちゃびちゃになってしまいました。

バンドの裏は汗シミで変色してしまった

 昨年11月に公開した記事に新品の写真があるので、見比べてもらうと分かりますが、裏面だけでなくバンドの穴からもかなりシミが広がってます……。

ベルトの穴からも変色……ちょっと汚いですね

 シミだけならまだ良いんですが、汗と革でちょっと異臭を放つようになってしまいました。編集部の担当からは「時計の革バンドなら当たり前ですよw」と言われましたが、時計なら帰宅したり寝るときには外すでしょうが、ライフロガーなら24時間着けっぱなしにしたいですよね。これ日本も真夏になったら、革のベルトで24時間着けっぱなしは無理ですね。

 Hagen Connectedにはスティールメッシュのモデルもあるので、これなら丸洗いできそう。普段はスティールメッシュでフォーマルなときには革バンドと付け替えて使えないかと、サポートにメールで問い合わせてみましたが、現状ではバンドの別売りはしていないとのこと。商品説明には「付属のレザーバンドは、クイックリリースピン構造により、20mm幅のレザー、スティールメッシュ、シリコン、ナイロンストラップ等と簡単に付け替えられます」と書いてあるんですけどね。

アメリカの公式オンラインストアではベルトの別売をしているので、ぜひ日本でもオンラインストアで販売して欲しい

 アメリカのサイトではベルトの別売をしているので、日本で販売していないだけかもですが、簡単に付け替えられるだけに残念。日本でも公式の交換用ベルト販売を期待しつつ、日本に帰ったら汎用のベルトに交換できないかチャレンジしてみようかなと思ってます。


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