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Ryzen7 1800X搭載「LEVEL-R0X3-R8X-VNR」のカスタムモデルをチェック

4.0GHz常用は狙える! iiyama PCのRyzen搭載BTOモデルでOCして遊ぶ

2017年03月30日 11時00分更新

文● 林祐樹 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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ゲーム+α向けのスコアと挙動をチェック

 ゲーミングPCなので、まずは通常のベンチマークをしてみた。AMDは電源設定「高パフォーマンス」を推奨しているため、電源設定を変更している。アプリケーションは「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」と「CINEBENCH R15」のふたつ。なお、電源設定については、AMDによるとRyzen用にカスタムしたものを準備中とのことだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」。最高品質、1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 9のもの。DirectX 11でも計測したスコアはほとんど変化しなかった

CHINEBENCH R15の結果。マルチスレッドのスコアは大変良好だが、シングルスレッドのスコアはまずまず。Ryzenシリーズはこの傾向であるため、シングルスレッド重点のゲームタイトルでは、あまり輝かない

 スコアとしては、16000以上になるため、プレー自体にまず問題はないだろう。またマルチスレッドに対応するゲームタイトルであれば、フレームレートがより安定するものと思われる。そういったタイトルは今後増加するようなので、先行投資的な扱いでRyzenを選ぶのはアリだ。

 ベンチマーク中のCPU使用率を見ると、20%台が多く、CPUは相当ヒマそうにしていた。「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」がシングルスレッド寄りなのもあるが、CPU使用率を抑えつつゲームを楽しめるのがメリットになるだろう。

 ただマルチスレッドを活かすのであれば、ゲーム配信用としてチェックすべきだ。下記する動画のようにOpen Broadcaster SoftwareでエンコードしながらであってもCPUにまだ余裕があるため、より凝った配信にも耐えるだろう。


 「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を録画したもの。最高品質、1920×1080ドット、フルスクリーン、DirectX 9。状況がわかるようにタスクマネージャーとHWiNFO64 v5.46もセットで録画した。録画に使用したものはOpen Broadcaster Software。録画設定は、1920×1080p/5994fps、録画品質:超高画質、エンコーダー:ソフトウェア(x264)、縮小フィルタ:ランチョス。

 結果からすると、Ryzen 7 1800X搭載機を選ぶよりは、Ryzen 7 1700搭載機を選び、そのぶん、メモリーとGPUを強化したほうがゲーム中心であれば、環境はより良くなる。とくにゲームの配信はしないが、ながらプレイが多かったりするのであれば、なおさらだ。Ryzen 7 1800Xを考える場合は、ゲーム配信やゲームの裏で動画のエンコードをしたい、もしくはゲーム以外にも動画編集もするといった人向けだといえる。

 表示されている温度についてはAMDのエントリーによると、Ryzen 7 1700Xと1800Xに20度のオフセットがあるという。原稿作成時点で修正されたアナウンスはないため、表示温度から-20度で見るといい。これはソフトウェア側の対応待ちになる。

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