パナソニック インフォメーションシステムズとVOGO SASは2月8日、VOGOが開発したマルチ動画配信システムの日本市場での独占販売契約を締結したことを発表した。
VOGOのアプリケーション「VOGO Sport」をインストールしたスマートフォンやタブレットに、競技場内のみで使えるWi-Fiスポットを介してさまざまな角度のライブ映像や解説動画を配信するシステムの販売契約を締結した。
配信映像はカメラアングルの選択、リプレイ再生、スローモーション、ズームアップの操作が可能。VOGOは2014年の柔道ヨーロッパ選手権で初めてサービスの提供をして以来、テニス、サッカー、陸上、カーレース、アーチェリーなどの競技映像の配信を実施してきた。
パナソニックは、これまでも大規模な競技場に向けてさまざまなスタジアムソリューションを提供してきた。VOGO Sportのシステムは可搬型で、競技場への仮設をしやすくパナソニックのスタジアムソリューションのメニュー拡張に適していると判断したという。2016年12月に秩父宮ラグビー場で開催されたジャパンラグビー トップリーグの公式戦での実証実験で有用性を検証の上、日本での独占販売契約に至ったとのこと。