グローバル向けに9月から販売へ
富士通、インテル Xeon Phi プロセッサー搭載「FUJITSU Server PRIMERGY CX600 M1」
2016年06月22日 13時19分更新
富士通は6月21日、最新のインテルCPU「インテル Xeon Phi プロセッサー製品ファミリー」を搭載した、「FUJITSU Server PRIMERGY CX600 M1(以下、PRIMERGY CX600 M1)」をグローバルに9月から販売すると発表した。
1シャーシが2UサイズのPRIMERGY CX600 M1は、インテル Xeon Phi プロセッサー製品ファミリーを1基搭載する「FUJITSU Server PRIMERGY CX1640 M1」サーバノードを、最大で8台搭載できる。また1シャーシ規模のシステムから、19インチラックあたりPRIMERGY CX1640 M1サーバノードが最大168台の大規模システムまで、さまざまな規模のシステム構築を実現できるという。
さらに従来型の冷却ファンによる空冷モデルに加え、最新の温水冷却技術を採用した水冷モデルをラインアップに追加。これにより冷却チラー設備の場合と比較し、冷却設備を削減する効果が期待できる。サーバに内蔵する水冷ポンプでCPUを冷却し、冷却ファンの回転数を下げることで消費電力を低減するとのこと。
なお本製品は、国立大学法人東京大学と国立大学法人筑波大学とが共同運営する、「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)」の新スーパーコンピュータシステム「Oakforest-PACS(オークフォレスト・パックス)」に採用されている。