ドライブレコーダーは各社から数多くの製品が販売されているが、56gの小型・軽量ボディーながら超広角170度の撮影が可能なモデルとして好評を得ているのがオウルテックの「OWL-DR02-BK」だ。
設置方法は非常にカンタン。8GBのmicroUSBカードがすでに本体内に装着されているので、フロントウインドーに粘着テープ付きスタンドで固定したら、シガープラグコードから伸びているmicroUSBケーブルを装着するだけ。
エンジンをかければ自動的にOWL-DR02-BKが起動するので、microUSBカードをフォーマットしたら、日付けを入力すればいい。これで初期設定は完了。以降は車のエンジンをかければ自動的に録画が開始され、エンジンを切れば最大2分後に録画を停止し、電源はオフになる。
パッケージには本体、マニュアル、シガープラグコード(約4m)、粘着テープ付きスタンドが収められている。
本体前面。ディスプレーは2インチTFT液晶。右上にあるのは電源・シャッターボタン。
本体背面。カメラは400万画素、レンズはF値2.0で、対角170度の視野角が確保されている。
本体右側面。上からホームボタン、キャンセルボタン、選択ボタン。
本体左側面。上からmicroUSBカードスロット、上矢印ボタン、下矢印ボタン。
本体底面。左はminiHDMI出力端子、右は給電用のmicroUSB端子。
フロントウインドーに粘着テープ付きスタンドで本体を固定したら、シガープラグコードのオス端子を挿入する。エンジンをかければ自動的に本体が起動し、初回起動時はmicroSDカードをフォーマットするように促される。
microSDカードのフォーマットが終了すると、すぐに動画の撮影が始まる。この時点で日付けは設定されていない。
初回起動時に忘れずに日付けを設定しておこう。未設定の場合、誤ったタイムスタンプでファイルが作成される。
標準で同梱されている8GBのmicroSDカードで、1920×1080ドット/30fpsの動画を約60分録画可能だ。ちなみに解像度を1280×720ドット/60fpsに落とせば約90分録画できるし、32GBのmicroSDカードに入れ替えればさらに長時間記録することも可能だ。
●解像度ごとの録画時間 | |||
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32GB | 16GB | 8GB | |
1920×1080ドット/30fps | 約240分 | 約120分 | 約60分 |
1280×720ドット/60fps | 約360分 | 約180分 | 約90分 |
万が一の事故の備えであれば60分前から録画されていれば十分だ。もし道中の景色を思い出に記録したいときなどは、一定時間ごとにmicroSDカードを入れ替えるといいだろう。
さて肝心の画質だが、対角170度を実現しているにもかかわらず、それほど画面の歪曲が気になることはない。アクションカメラ的な画角をイメージしてもらえればいい。また日差しの強い日中でも夜間でも、明暗差に左右されずくっきりと描写されている。記録用の映像としては十分なクオリティーが確保されていると言える。
日差しの強い日中に撮影。対角170度の視野角により、フロントウインドーのほぼ全面をフレームに収めている。
夜間の幹線道路で撮影。レンズのF値はF2.0。歩道などを見ると、暗部がしっかりと記録できているのがわかる。
■シンプルに使える実用ドライブレコーダー!
機能はシンプルだが、対角170度の広い画角を確保し、明暗差に強いダイナミックレンジを実現したOWL-DR02-BK。普段はまったく操作せず、あくまでもいざというときの備えとしてドライブレコーダーを愛車に装着したいという方に、ぜひオススメしたい1台だ。
【製品仕様】
サイズ:59(W)×54(H)×35(D)mm
重量:56g
カメラ:画素数/400万画素、レンズF値/F2.0、視野角/対角170度
入力/micro USB(5V/1A)
AV出力:mini HDMI
記録メディア:microSDカード(8GB付属)32GBまで対応
記録解像度:動画/1920×1080、30fps、1920×1080、30fps、HDR、1280×720、60fps、静止画/L:1920×1440、M:1920×1280、S:1920×1080
液晶表示:サイズ/2インチTFT液晶
画像方式:動画/MOVフォーマット、静止画/JPEGイオン
内蔵バッテリー:タイプ/リチウムイオン、容量/110mAh、動作時間/約2分
動作温度範囲:0~60℃
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